マンチェスター・ユナイテッドが、バイエルン・ミュンヘンに所属するオランダ代表DFマタイス・デ・リフト(24)の獲得に興味を示しているようだ。ドイツ『スカイ・スポーツ』が伝えた。
アヤックス下部組織出身のデ・リフトは2016年夏にトップチーム昇格を果たすと、ユベントスでのプレーを経て、2022年夏にバイエルンへ移籍。昨季は公式戦43試合に出場したものの、今季は負傷などの影響で絶対的な地位を築くことはできず、ここまでブンデスリーガ9試合の出場にとどまっている。
そんなデ・リフトはその性格と態度からクラブ内でとても人気だという。だが、オランダ代表DFは100%満足しているわけではなく、韓国代表DFキム・ミンジェやフランス代表DFダヨ・ウパメカノと守備陣の全員がフィットネスに問題を抱えていれば、トーマス・トゥヘル監督の1stチョイスではないようだ。
加えて、バイエルンはバルセロナのウルグアイ代表DFロナウド・アラウホの獲得に動いている状況だ。オランダ代表DFは2027年夏まで契約を結んでいるバイエルンを今冬に退団することはないというが、今夏の移籍は否定できないようだ。
そのなかで、エリック・テン・ハグ監督が来季もユナイテッドを率いるとなれば、デ・リフトの獲得に動く可能性があり、補強リストに載っているようだ。イギリスの資産家であるサー・ジム・ラトクリフ氏に最大25%の株式を譲渡したユナイテッドはニースに所属するフランス代表DFジャン=クレール・トディボの獲得に動くなど、昨夏から守備強化に動いている。