元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンは、2023シーズン限りで川崎フロンターレを退団。先日には浦和レッズの公式インスタグラムアカウントをフォローしたことで注目を集めたが、ここに来て母国復帰の噂が再び駆け巡っている。
2012年の東京五輪ブラジル代表メンバーであるダミアンは、2019年から5シーズンにわたり川崎でプレー。2021シーズンには23ゴールでJ1得点王に輝くなど、J1連覇の原動力となっていた。しかし2022シーズン以降はコンディション不良もあり、出場機会が減少。2023シーズンはリーグ戦12試合の出場で3ゴール1アシストと結果を残せず、天皇杯優勝翌日に川崎退団が正式決定していた。
ダミアンの去就を巡っては、同選手の代理人が昨年12月1日にブラジル1部SCインテルナシオナルの専門誌『Revista Colorada』のインタビューで、日本やブラジル国内クラブからオファーが届いていることを明言。ブラジル1部サンパウロなど複数クラブが移籍先候補に挙がる中、川崎所属DFジェジエウは先日、ブラジルメディア『グローボ』のインタビューで「ダミアンは日本に残る可能性がある」と語っていた。
また今月13日には、浦和の公式インスタグラムアカウントをフォローしたことにより、同クラブ移籍の憶測が駆け巡っていた。しかし浦和が清水エスパルスからFWチアゴ・サンタナを完全移籍により獲得したと公式発表すると、即座にアンフォロー。その後、中国1部覇者である上海海港のSNSアカウントをフォローしているが、いまだに新天地が見つかっていない状況だ。
そんな中、ブラジルメディア『massa news』はブラジル1部アトレチコ・パラナエンセがダミアンの獲得に向かう可能性を報道。これによると、アトレチコはFWヴィトール・ウーゴが今年1月にバルセロナへ加入することにより、前線の補強に注力。ダミアンやスコットランド1部レンジャーズ所属FWダニーロ・ペレイラなど複数名が獲得候補に浮上しているが、ダミアンに関しては代理人の話として「アトレチコからオファーが届いていない」と伝えている。
昨年末には、リオグランデ・ド・スル州のポルト・アレグレに滞在していることをSNSで報告していたことにより、ブラジル1部SCインテルナシオナル復帰説も飛び交っていたダミアン。川崎退団から1か月以上が経つ中、依然として新天地探しを続けているようだ。