自分らしいライフスタイルを提案する家具・インテリア雑貨・服飾雑貨のセレクトショップflakesは、伝統の窯元・兵山窯が手がける美濃焼マグカップの販売を開始した。

マグカップは「錆かいらぎ」「呉須(ごす)かいらぎ」「象がん十草」「しのぎ」「市松」の全5種。織田信長に器を献上し、羽柴の姓を授かったというエピソードを持つ窯元が造る美濃焼マグカップを楽しみたい。

織田信長に器を献上したという伝統的窯元のマグカップ

兵山窯の器造りは「手間を掛けるのは当たり前」と、一つひとつ手作業を要する丁寧な作業が特徴。自然の風合いを大切にした趣のある器を、多数展開している。

兵山窯の代表作である「かいらぎ」は、その模様が刀剣の柄に巻く梅花皮(かいらぎ)の表面に似ていることが由来となっている。手づくりならではの「味わい」を感じることができので、飽きずに長く使うことができる。

また器は、おしゃれな化粧箱入りで、結婚祝いや新築祝いなどの贈り物にも最適だ。価格は、マグカップ2個セットで6,160円(税込)となる。

一つひとつ違って表情を見せる「錆かいらぎ」

梅の花が咲いているかのような、美しい模様を表現したマグカップ。焼成の際に、釉薬(ゆうやく)と素地に含まれている鉄分の作用によって、出来上がる模様は、固体によって異なった表情を見せる。

インテリアとしても楽しめる「呉須かいらぎ」

古くから染付に使われている青色の顔料「呉須」で色付けを行う。落ち着きのある淡い青色と、濃淡のある独特な表情はインテリアとしても楽しめる。

縁起物の模様でプレゼントにも最適な「象がん十草」

象嵌(ぞうがん)技法を用いて、十草(とくさ)模様を表現したマグカップ。縁起物として古くから親しまれている十草模様は、プレゼントにもおすすめだ。

手仕事による土や釉薬の表情が楽しめる「しのぎ」

土を削いで表現されたデザインが特徴的なマグカップ。手仕事による土の表情や釉薬の濃淡を楽しめる。

独特な濃淡と市松模様が上品な「市松」

鉄を含んだ顔料を筆で加飾した後、化粧土を十字に描いて市松模様を表現したマグカップ。独特な濃淡を楽しめるデザインで、食卓に上品な華を添える。

岐阜県の多治見・土岐・可児・瑞浪などで作られる陶磁器・美濃焼は、その時代のスタイルに合わせて多種多様に進化し、溶け込んできた歴史がある焼き物とされる。伝統の窯元・兵山窯が手がける美濃焼マグカップで生活に彩りを添えてみては。

(高野晃彰)