メッセージアプリ「LINE」が公式Xアカウントにて、「不審なメッセージにご注意ください」と呼び掛けています。

 投稿によると、実在の企業名を名乗り、「お年玉プレゼント」などとうたったり、友だちに転送をうながしたりするチェーンメールのようなメッセージの拡散が確認されているとのこと。

 調べてみたところ、昨年末頃から「イオン」や「セブン-イレブン」といった企業名で不特定多数の方に送られており、中には「20人に転送すると5万円プレゼント」など書かれているものもあるようです。

 経済産業省のIT政策実施機関「情報処理推進機構(IPA)」からも注意喚起が行われており、2社の名前をあげて「これは詐欺目的のメッセージと考えられますので、LINEで送られてきたURLをタップしないようにしてください」としています。

LINE公式が注意喚起 チェーンメールのようなメッセージの拡散を確認
(画像=『おたくま経済新聞』より引用)

 また「イオン」と「セブン-イレブン」からも公式ホームページに注意喚起が掲載されています。

 送られてくる内容は「お年玉プレゼント」と称し、「iPhone15Proを獲得しました」や「あなたは50000円を獲得しました」等が表示され、受領方法としてWebサイトのアドレスへのアクセスをうながす内容が含まれているとのこと。

 これらのメッセージに従い回答などを行うと、金銭や個人情報を搾取される恐れがあります。万が一受け取ったとしても、絶対にURLにアクセスしたり、拡散したりしないようにしましょう。

 なお、この手の「チェーンメールのようなメッセージ」を使う手口は、主に「子ども」や「若年層」がターゲットとなります。特に子どもにスマートフォンを持たせている家庭では、こうした詐欺が出回っていることを話して共有しておくと良いでしょう。

<参考・引用>
LINE公式Xアカウント(@LINEjp_official)

(山口弘剛)