玄光社と印刷学会出版部との共創による写真展「フォトグラファー 渡邉肇×能楽師 辰巳満次郎『面と向かう』」が、1月17日(水)~4月12日(金)に開催される。会場は、大日本印刷(DNP)が運営する、東京・市谷のオープンイノベーション施設「DNPプラザ」内の「表現工房」だ。

都心の真ん中、市谷を散策がてらアートを楽しんでみては。

新たな価値を創出する写真展『面と向かう』開催

同展を主催するDNPメディア・アート(DMA)は、印刷の前工程であるプリプレスやメディア制作を通じて、長年培った技術と多様な表現手法を強みとしている。

こうした強みを活かして、クリエイターやコンテンツホルダーとともに、写真を中心としたアート作品や各種コンテンツの創作活動を行っており、「DNPプラザ」内の「表現工房」にて企画展を開催している。

今回の写真展『面と向かう』は、企画やデザインなどのクリエイティブ関連の領域と、印刷・製造などのモノづくり関連の領域に携わる人同士が対話し、共創することで、より良い作品制作や新たな価値創出につなげたいという思いから企画した。

クリエイターと能楽師の技のセッション

同展にはフォトグラファーの渡邉肇(わたなべ はじめ)氏と、シテ方宝生流能楽師の辰巳満次郎(たつみ まんじろう)氏が参画し、能楽の六つの演目とそこで用いる能面をテーマとして、写真作品を制作。

クリエイターと能楽師のセッションによる現代のクリエイティブと日本伝統芸能の融合を、DMAの技術などを活かしたアート作品として表現した。

4つの意味を込めたタイトル

タイトルの『面と向かう』には、「“クリエイティブ”と“モノづくり”に関するそれぞれの人と技術が面と向かい、ともに高みを目指す熱意」「能楽師が能面と顔を合わせる神聖な瞬間」「フォトグラファーと能楽師が、スタジオで対峙したフォトセッション」「来場者が能面の写真作品と向き合う体験」という意味を込めた。

『コマーシャル・フォト』『印刷雑誌』にも記事を掲載

また、制作の過程に関する記事を、商業写真業界を代表する雑誌『コマーシャル・フォト(玄光社)』と、100年以上の歴史を持つ印刷専門誌『印刷雑誌(印刷学会出版部)』に専門的な視点を交えて掲載する。

なお、会場となるDNPプラザ1Fの「問いカフェ」では、横断幕の展示と、同企画に連動した特別メニューを提供する。フォトグラファーと能楽師による、新しいアートの形を体験しに行こう。

開催概要
開催日:1月17日(水)~4月12日(金)
会場:DNPプラザ B1F「表現工房」
所在地:東京都新宿区市谷田町1-14-1 DNP市谷田町ビル
休館日:日曜日、施設点検日
※運営上の都合により休館する場合や、特定のスペースの運営を中止する場合がある
入場料:無料

(hachi)

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