風間八宏監督 写真:Getty Images

 昨年11月7日に川崎フロンターレや名古屋グランパスで監督を務めた風間八宏氏の監督及びテクニカルアドバイザー就任を発表している関東サッカーリーグ1部の南葛SCは、1月11日から2024シーズンに向けてのトレーニングを開始した。

 南葛は11日の指導開始後、初めての練習風景の約2分間の動画を公式X(旧Twitter)に投稿。すると、150以上のリポストされ「練習内容が今までと違うなぁ」「この2分弱の動画で既に学べるところがある…」などのコメントが見られ、また数日間でフォロワーは約1000人前後増加した。

 関東1部(J1リーグから数えると5部相当)のクラブながらその数は、15日時点で2万1000人超え。以前からトレーニングの動画を頻繁に公開していた南葛だが、明らかに反応が増えている。フォロワー数では約1万4000人のY.S.C.C横浜や、約1万7000人の福島ユナイテッドを大きく上回っており、J3リーグのクラブにも引けを取らない。

 また、昨年11月7日に風間監督の就任を公式Xで発表した際はリポストの数が2500を超え、公式サイトのサーバーがダウンし、繋がらなくなるほどだったという。南葛はSNSでの発信に力を入れており、選手やスタッフのXなどでの発信を推奨。クラブ加入後にSNSアカウントを開設する選手も多いという。元日本代表MF稲本潤一も同クラブ加入後にXアカウントを開設した。

 人気サッカー漫画『キャプテン翼』の作者である高橋陽一氏がオーナーを務める南葛は、同漫画が設立のきっかけという特殊なサッカークラブ。「ボールを大事にするサッカー」をコンセプトに、東京都葛飾区をホームタウンとしてJリーグ参入を目指している。風間新監督の下、2024シーズンにどのような戦いを見せてくれるのだろうか。