旅行者用扇風機で人気を確立したVENTY社が開発

CozyPodを開発したのは米ネバダ州ラスベガスに拠点を置くVENTY社。旅行者用のポータブル扇風機「Venty Fan」で国際的な人気を確立したスタートアップだ。2020年にKickstarterに登場したVenty Fan(当時の名称はVento)のクラウドファンディングプロジェクトは、目標金額3万ドルの4倍以上となる約13万ドルと993人の支援者を得た。

2度目となる今回のプロジェクトでは、支援者2067人からの20万ドル近い資金調達に成功し、引き続き企画力と注目度を見せた形だ。

前述のVenty Fanは、CEOのMatthew Slack氏が旅行好きで、「旅先でも使えるポータブル扇風機が欲しいのだが、存在しないので自分たちで作った」という旅行者向けの製品。新たに開発されたCozyPodも、寒いオフィスで凍えていた時の「室温も雰囲気も暖めてくれるコンパクトなヒーターが欲しい」という発想から誕生したとのこと。

今回のプロジェクト支援者へのリターン発送開始は2024年2月の予定。国や地域によってはまだまだ冷え込む時期に間に合わせたいところだ。将来的には前作のVenty Fan同様に商品化され、一般の消費者も購入可能となる見込みが高い。

参考・引用元:
VENTY
Kickstarter

(文・根岸志乃)