ジェフユナイテッド市原・千葉は昨年末、FWマテウス・サウダーニャが期限付き移籍先のパルチザンへ完全移籍すると公式発表。セルビア1部リーグでゴールを量産していることもあり、ここに来てトルコ1部フェネルバフチェ移籍の可能性が報じられている。
現在24歳のサウダーニャは、2021年1月にブラジル1部ECバイーアから千葉へ移籍も。しかし千葉ではスタメンでの出場機会を確保できず、中国1部・成都銭宝やアゼルバイジャン1部ネフチ・バクーへ期限付き移籍。昨年夏にパルチザンへ加入すると、2023/24シーズンのセルビア1部リーグでここまで17試合スタメン出場で14ゴール5アシストをマークするなど、ようやく才能が開花している。
昨年12月26日に千葉からパルチザンへの完全移籍が正式決定したばかりだが、欧州で結果を残しているだけに、他クラブからの関心が絶えない模様。『Fanatik』をはじめトルコ国内複数メディアによると、フェネルバフチェはサウダーニャの獲得に向けて、パルチザンに移籍金600万ユーロ(約9億5000万円)のオファーを提示した模様。本人もフェネルバフチェ移籍に前向きであるが、パルチザンは1000万ユーロ(約15億9000万円)を要求。クラブ間交渉は行われているが、フェネルバフチェは移籍金が高額であることを理由に、他の選手の獲得に向かう可能性があるという。
またドイツ発の移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、パルチザンは千葉から完全獲得したサウダーニャと、新たに2027年6月までの複数年契約を結んだ模様。ブラジルメディア『グローボ』は昨年末、パルチザンから千葉に支払われる移籍金額が130万ユーロ(約2億円)だと伝えている。
フェネルバフチェはトルコ1部リーグを15度以上制した強豪。昨季は首位ガラタサライから勝ち点8差の2位に終わったが、国内カップ戦で優勝。今季はここまで20試合を終えて17勝2分1敗。2位ガラタサライに勝ち点5差をつけて首位に立つ中、今月にかつてユベントスやミランで活躍していたイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチを獲得している。