菅原由勢 写真:Getty Images

 オランダ1部AZアルクマール所属の日本代表DF菅原由勢は、今月14日に行われたAFCアジアカップ・グループステージ第1節ベトナム戦で先発出場。名古屋グランパスOBの安田理大氏が、同クラブでトップチーム昇格する前の菅原について語っている。

 菅原は2018年2月23日に名古屋の2種登録選手となると、翌日のJ1開幕節ガンバ大阪でいきなりフル出場。17歳7か月27日というクラブ史上2番目での若さによる開幕戦スタメン出場で注目を集めると、同年4月には早くもプロ契約を締結。翌年6月に18歳という若さでAZへ移籍するなど、早い時期から順調にステップアップしている。

 そんな菅原は練習生として名古屋のトレーニングに参加していた時、当時トップチームに所属していた安田氏と顔を合わせている。その安田氏は今月14日放送の『ABEMAスポーツタイム』で菅原と対談した際、プロ契約締結前の同選手の印象について、以下のようなコメントを残している。

 「高校生にして、練習生でめちゃくちゃ気合入っていて、ゴール決めてめちゃくちゃガッツポーズしていた。『あんなガッツポーズする奴おるん?』と(思った)。トップチームの選手たちにもガンガン指示出していて、『こいつ凄いな、面白い選手出てきた』と見ている選手と話していた」

 一方、菅原は安田氏との初対面で印象の残っていることを聞かれると、「ウォーミングアップしている時、僕の後ろに安田さんがいて『マジでほんまに中村俊輔さんとプレーしたいわ』と言っていた。名古屋にいるのに『えっ』と(驚いた)」と語っている。

 今や日本代表の右サイドバックで必要不可欠な選手となり、ムードメーカーとしてチームを盛り上げている菅原。同選手の類稀なポテンシャルは、名古屋時代から他の選手の目に止まっていたようだ。