日本代表DF菅原由勢は、今月14日に行われたAFCアジアカップ・グループステージ初戦(ベトナム戦)で先発出場。所属先のAZアルクマールでも活躍する中、本人が名古屋グランパスOB安田理大氏と対談でステップアップ移籍への思いを語っている。
2019年6月に名古屋からAZへ移籍した菅原は、海外挑戦1年目から出場機会を確保。昨季オランダ1部リーグ26試合の先発出場で3ゴール8アシストと結果を残すと、今季もここまでリーグ戦全試合スタメン出場で4アシスト。昨年12月には、国際サッカー連盟(FIFA)の関連調査機関である『CIESフットボール・オブザーバトリー(スポーツ国際研究センター)』による「フィールドプレーヤーの2023年公式戦出場時間」ランキングで欧州12位にランクインするなど、稼働率の高さで評価を上げている。
そんな菅原の去就を巡っては、昨年10月にリバプール移籍の可能性が報じられると、年明けにはオランダメディア『Voetbal』がビッグクラブからの関心を報道。同選手とAZの契約期間が2025年6月までであるだけに、今季終了後の移籍が濃厚との見解を示している。
日本のファン・サポーターからステップアップ移籍が期待されている菅原だが、今月14日放送の『ABEMAスポーツタイム』で安田氏と対談した際に、自身のキャリアの今後について問われると、「UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で優勝したい」と公言。
「日本人が成し遂げられるかというと無いと思うので、それを成し遂げたい。CL優勝が可能なクラブに行きたいと思っています。CL優勝イコールビッグクラブになると思いますし、そういうチャレンジはしたい。そこに行くことしか考えていないですね」と胸の内を明かした。
第2次森保監督体制のもとでも、右サイドバックでレギュラーを掴んでいる菅原。日本代表がアジアカップを戦う中、同選手の去就にも注目が集まる。