イブラヒム・ドレシェヴィッチ 写真:Getty Images

 FC町田ゼルビアの原靖フットボールダイレクター(FD)は、今月14日実施の新体制発表会でトルコ1部ファティ・カラギュムリク所属のコソボ代表DFイブラヒム・ドレシェヴィッチの獲得をフライング発表。現地でも、同選手の町田移籍が確実だと報じられている。

 原FDはJ1定着や上位進出を狙う中、さらなる補強の可能性を明言。「今回はJ1に定着して上位を狙うというところで選手に声をかけてあたった」とした上で、「各ポジション、センターバックがドレシェヴィッチという選手だとか…」と言葉を発する。司会者から「原さん…」と声を掛けられると、原FDは「まだ言っていないっけ?発表していない?」と驚き、片手で口を塞いだ。

 クラブの公式発表前に外国人センターバックの獲得が明らかになった中、トルコメディア『Fanatik』は14日に「ドレシェヴィッチが日本へ移籍する」とリポート。これによると、カラギュムリクは同選手をオランダ1部ヘーレンフェーンから移籍金ゼロで獲得しているが、町田から移籍金80万ユーロ(約1億3000万円)を受け取ることで合意に達したとのこと。選手本人は13日のリーグ戦でフル出場も、15日に来日する予定だという。

 現在26歳のドレシェヴィッチは、身長186cmで右利きのディフェンダー。ヘーレンフェーンで半年間MF小林祐希(現北海道コンサドーレ札幌)とチームメイトとすでに日本人選手との繋がりがある。また2022年夏にヘーレンフェーンを退団しカラギュムリクへ加入すると、移籍1年目から不動のセンターバックとして活躍。今季もここまでリーグ戦20試合中15試合で先発出場とコンスタントにプレーする中、町田への移籍が決まっている。

 なお町田はドレシェヴィッチを除いて、すでに38選手を保有。A契約枠を大幅に上回る中、13日にFWアデミウソンの退団を公式発表していた。