13日に投開票された台湾総統選の結果、民進党の頼清徳副総統が初当選を果たしました。現与党である民進党所属の頼氏の勝利は8年続いた祭英文路線が一定の支持を保ち続けていることを示唆しています。
【速報】台湾総統選、与党の頼清徳副総統が初当選 蔡英文氏の路線継承BPa2aHoXSZ台湾総統選は13日投開票され、与党・民進党の頼清徳副総統が最大野党・国民党の侯友宜・新北市長や第三勢力・台湾民衆党の柯文哲・前台北市長を破り、初当選しました。
— 毎日新聞 (@mainichi) January 13, 2024

賴清德氏 同氏SNSより
総統選の直前には国民党の馬英九元総統による「習近平を信用している」との発言が飛び出しました。民進党支持者の反発を見る限りでは、馬氏の発言は選挙結果に少なからずの影響を与えたみたいです。
馬英九先生がアカンこと言ったせいで、民進党の集会は「みなさん習近平を信用しますか!?」「しませーん!」「統一されたいですか!?」「いやー!!」みたいなコールアンドレスポンスでものすごく盛り上がってる。これは支持者固めましたわ…。 pic.twitter.com/xauYVESCCa
— 安田峰俊 12/15刊『戦狼中国の対日工作』文春新書 (@YSD0118) January 11, 2024
台湾・馬英九前総統「習近平氏を信用すべき」 国民党候補が“火消し” B1oMV 総統選の投票日直前に壮大なオウンゴール決めたの面白過ぎる。
— JSF (@rockfish31) January 12, 2024
今回の総統選の結果、少なくとも12年は与党から離れることが決まった国民党ですが、同じく敗退した民衆党はまるで勝ったかのような盛り上がりを見せています。既存政治に不満を抱える政党が台頭したことで頼氏は苦しい政権運営を強いられる可能性があります。
台湾総統選の実質的勝者の陣営で盛り上がる人々の所にいる。柯文哲は総統選で350万票を上回る得票を得て、立法院では彼の民衆党が民進党・国民党の過半数獲得を阻止してキャスティングボートを握ることに成功。今後の賴清德民進党はポピュリズム民衆党のご機嫌を取りつつの政権運営を余儀なくされる。 pic.twitter.com/0DN6HdAfzx
— 安田峰俊 12/15刊『戦狼中国の対日工作』文春新書 (@YSD0118) January 13, 2024
面白い。付け焼き刃で台湾のことを勉強してるところなので、現代台湾の最前線を知れた気がした。隣の芝も青くはないな。どこもかしこも荒れ模様だ。 / “「台湾有事」よりも危険な未来がくる? ゴッタ煮の第三極“台湾民衆党”の力と怖さ | 文春オンライン” TkOQ
— 深町秋生・「探偵は田園をゆく」最新刊 (@ash0966) January 13, 2024
頼氏が副総統候補として指名した簫美琴氏は祭英文政権では米国大使に相当する役職についていました。この頼氏の初人事は同氏の親米路線を示すものだと見る向きもあります。しかし、台湾にとって軍事的威圧を強めながらも、経済依存状態にある中国との関係もおろそかにすることはできません。
副総統は蕭 美琴(ショウ ビキン)さんというのが注目で、彼女は神戸生まれアメリカ育ち。蔡英文政権では政治家としてアメリカ大使のような役割に就いていて、台湾有事への米国介入や国際問題化に貢献した人物。彼女が本格的に表に出ることで中国への牽制策はますます加速するんじゃないかな。 V3IfU0ddr5
— 痔だもんホール@おちんぽSDGs🎍チン賀チン年🎍今年もよろしクンニ~~~🌅 (@la_SDGs) January 13, 2024