大学の授業にも活用

福岡工業大学がメタバースを授業に導入 学生の主体的な参加と学習効果向上に期待

福岡工業大学の赤木研究室は、クロスリアリティ技術(※)を活用したメタバースを授業に導入する取り組みを始めました。この取り組みでは、学生が自分のアバターとして現れ、クロスリアリティ空間(XR空間)内で講義を受けたり、プレゼンテーションを行ったりすることができます。


クロスリアリティ技術:現実世界と仮想世界を融合し、新しい体験を創造する技術。「VR(仮想現実)」「AR(拡張現実)」「MR(複合現実)」などの先端技術をまとめてこう呼ぶ。


赤木研究室は、民間の非営利団体MPUF(Microsoft Project Users Forum)の枷場博文氏らと共同研究を行い、メタバースが学生の学びに与えるプラスの影響を実証します。アバターを通じて自由に行動できる空間では、より主体的な授業への参加を促す効果が期待されるそうです。

また、学生たちの関心や意欲の度合いも行動データから詳しく把握できるため、指導にも役立てられる可能性もあります。