浦和レッズ所属の日本代表MF伊藤敦樹が、2024シーズンも浦和でプレーすることを発表。今オフに海外移籍の可能性があったことも明かしている。
浦和の下部組織出身である伊藤は、流通経済大学を経て2021年に正式に浦和のトップチーム入り。プロ1年目からリーグ戦で36試合に出場するなど、セントラルミッドフィルダーでレギュラーに定着。2022年から背番号「3」を着用する中、2023シーズンはリーグ戦31試合スタメン出場で2ゴール。プロ3年目にして、初のJリーグベストイレブン受賞を果たした。
この浦和での活躍ぶりが評価され、昨年6月に日本代表に初めて招集されると、同月15日の国際親善試合エルサルバドル戦でデビュー。9月の欧州遠征にも帯同していたが、11月のFIFAワールドカップ北中米大会(北中米W杯)アジア2次予選は怪我のため不参加に。今月開幕のAFCアジアカップでも、代表メンバー外となった。
そんな伊藤は、今月13日に開催された東京オートサロン2024の浦和レッズ「URAWA FUTURE賞」授賞式に出席。「答えづらいと思うんですけど、今オフ海外(移籍)の話はありましたか?」と質問が飛ぶと、苦笑いを浮かべながら「え、すごい答えづらいんですけど…」と躊躇。司会者から一言声を掛けられた後に、「少なからずお話を貰ったりはしていました」と回答。
そして司会者から「それなのに浦和に残ってくれた理由は何ですか?」と聞かれると、「浦和レッズでJリーグのタイトルを獲りたいですし、昨年それが叶わなかったのが非常に悔しかったので、今季は本気でJリーグのタイトルを獲りに行きたいです」と、J1制覇への意気込みを語った。