ルアーのカラーが多いほど引き出しが増えるが揃えるには出費もかさむ。そんな問題を解決してくれるのが、ルアーにケイムラ塗装を施せる「アートライン イレグイマーカー」だ。

(アイキャッチ画像提供:ジャッカル)

ルアー1個でカラーローテーションが可能 自分でケイムラ塗装ができるペンとは?

エリアトラウトとルアーカラーの関係

放流直後の高活性なトラウトには赤金やオレンジ、水がクリアーならペレットやカフェ系など、おおまかなカラー選択の手本があるが、その色だけで終日ヒットが続くことは稀だ。

ルアー1個でカラーローテーションが可能 自分でケイムラ塗装ができるペンとは?混雑下ではローテも頻繁に(提供:TSURINEWS編集部)

理由は、釣られていく仲間を見たトラウトが、その色の物体を危険な物と学習するから。これを打破するために行われるのがカラーローテーションとなる。

カラーを増やしたいけど……

カラーを変えるだけでトラウトの反応は変わる。しかし、根本的な状況対応力を高めるには、タイプや重量など形態そのものが異なるルアーを優先して揃えたい。だが、タイプもカラーも両方揃えるにはお金がかかるため頭の痛いところだ。

ルアー1個でカラーローテーションが可能 自分でケイムラ塗装ができるペンとは?カラーも豊富に揃えたいが……(提供:ジャッカル)

お悩み解決アイテムがこれだ

この問題を解決してくれるのが「アートライン イレグイマーカー」。スタンプでお馴染みのシヤチハタ株式会社とルアーメーカーの株式会社ジャッカルがコラボし、ジャッカルからリリースされたアイテム。

ルアー1個でカラーローテーションが可能 自分でケイムラ塗装ができるペンとは?アートライン イレグイマーカー(提供:ジャッカル)

魚類に対する視覚効果が高いケイムラ塗料が用いられたマーカーで、ルアーのカラーチューニングで大活躍する。

ルアー1個でカラーローテーションが可能 自分でケイムラ塗装ができるペンとは?紫外線を当てると明確に反射(提供:TSURINEWS編集部)

なお、本品は平面や曲面、点の塗装にも対応できるブラシ型のペン先なので、剥げた塗装の補修にも最適。さらに、速乾性にも優れ、色によって若干差があるものの塗装後20~30秒で乾くので現場で即席の塗装が可能だ。

※乾燥時間の試験環境は気温20℃、湿度65%。気温や湿度で変動する可能性あり。

 

 

まず1本手にするなら何色?

全9色あるが、まず1本手にするなら「ケイムラクリアー」がお勧め。そのルアーの本来の色を損なわずにケイムラの効能を付加してくれる。ルアーマンとしては、定番カラーは定番カラーで持っておきたい。そんなわがままに応えてくれるのがこの色だ。

効果的な使い方

「ルアー全体に塗る」もちろんそれでOKだが、何匹か釣ればケイムラチューニングされた色も魚に学習されてしまう。

ルアー1個でカラーローテーションが可能 自分でケイムラ塗装ができるペンとは?開発に携わった旭野さん(左)と柴田さん(右)(提供:TSURINEWS編集部)

そこで、ルアーのボディの半分、片面のように少しずつ塗り広げていくと、魚がカラーを学習するまで時間を稼ぐことができる。この裏ワザは、本製品の開発者であるシヤチハタの柴田さんが、自らテストを繰り返して編み出した手法。うまく使えば1つのカラーが2~3色分の仕事をしてくれる。