DAZN 写真:Getty Images

 1月11日、2017年から明治安田生命Jリーグの公式戦を配信しているスポーツ動画配信サービス「DAZN」が、来月14日以降に値上げとなる利用プランを発表した。DAZNはこれで3年連続の値上げとなった。

 基本プランとなる「DAZN Standard」が、現在は月額3700円、年間一括払い3万円のところ、2月14日以降は月額4200円、年間一括払い3万2000円となる。なお、大手携帯キャリア「docomo」が提供する「DAZN for docomo」については、2022年4月17日までに契約している顧客は月額1925円で変更なし、2022年4月18日以降から2023年2月13日までに契約の顧客は月額3000円で変更なし、2023年2月14日以降に契約の顧客は月額3700円となるようだ。

 また、某J1クラブの関係者によると、以前は現役Jリーガーは無料でDAZNを視聴することができたというが、2、3年ほど前から有料となった模様。クラブはスカウティングに必要なため無料で視聴することができ、選手が個人的に視聴する場合は有料で契約する必要があるとのこと。なお、事情に詳しい別の関係者によると、DAZNとJリーグの間には契約者数にノルマが存在するという話もある。

 DAZNは2016年8月23日に日本国内でのサービス提供を開始すると、2017年からJリーグやラ・リーガ(スペイン1部)などのサッカー中継をスタートした。Jリーグとは2017年から10年間で約2100億円の放映権契約を結ぶと、昨年3月には契約を見直し、2023年から2033年までの11年間で約2395億円という契約内容で合意に達していた。そのため、DAZNとJリーグの契約はまだ長期間に渡って続くこととなる。

 来月からの値上げで、どのような変化が見られるだろうか。