家にいながら旅行気分を楽しむために、日本各地のご当地ラーメンを取り寄せ実食レポートするこの企画。第7回の埼玉編から少々月日が経ったため、ここから数回は特別編として激辛を売りにしているご当地ラーメンをお取り寄せ。全国の激辛ラーメンを対決させて、「激辛王」を決定したい。
記念すべき第1戦は北海道VS北海道
今回激辛王決定戦のためにセレクトしたのは、北海道から3品、秋田、東京都(八丈島)、長崎県からそれぞれ1品の計6品。どれもパッケージに破壊力があり、いかにも辛そうだ。その中から記念すべき第1戦に選んだのは登別VS札幌。いきなり北海道同士を対戦させることにした。
地獄谷の鬼も真っ赤になる、じんわり激辛に要注意!
最初にいただいのが、こちら「地獄谷の激辛みそラーメン」。「登別に行っちゃいました」というかわいらしいキャッチコピーと、真っ赤な鬼のイラストのギャップがナイスなご当地ラーメンだ。5分ほど麺を茹でてそのまま鍋にスープを投入すると出来上がり。香りは味噌ラーメンそのもので、それほど激辛感はないが、さあどうだ。
まずスープからズズズイとすすってみると、ほうほう、いい感じに赤味噌の風味がして、「ん?」、でもまだ辛さはやってこない。とかゴニョニョ思っていると、じんわりと辛さが顔を出してきた。そこで中細ちぢれ麺をズバズバっといただくと、ほうー、味噌ラーメン特有のコクがガツンときてなかなか「ウマし」。そして、先ほどじんわりと顔を出した辛さがここで大爆発。食べるほどにどんどん辛味が強くなり、汗が吹き出してくる。やがて口も痺れてきて、ほうほう、これは一発目からなかなか激辛。
総評
ひと口目の刺激度 ★★☆☆☆
じんわりくる辛さ ★★★★☆
スパイスの複雑さ ★★☆☆☆
旨みとのバランス ★★★★☆
合計 12点
いきなり評価が難しいラーメンに当たってしまった。じんわりくる辛さはなかなかだけど、唐辛子の風味が強くてスパイス感はややシンプル。でも味噌の旨みとのバランスも良くて、うん、これ好き。
一撃目の辛さ辛さがスッと消えるうまさ重視の一杯
次にいただいたのは札幌で人気を博す、こってりラーメンの勇「俺のラーメン こうた」監修のこちら。パッケージに記された「小さなお子様や辛みが苦手な方はご注ください」とのメッセージに期待が膨らむ。こちらも沸騰した鍋に乾麺を入れて5分ほどおき、スープを加えたら出来上がり。赤い油が浮いており、なかなか辛そうなビジュアルだ。
まずスープを飲んでみると、速攻でピリリ、激辛とまではいかない程よい辛味がやってくる。次にトンコツみそっぽいクリーミーな味わいがフンワリ。すると、おやおや不思議。ピリリがクリーミーの後ろにすーっと隠れていく。中細ストレート麺をつるりといただくと、最初のピリリがちょいと復活するが、やはりクリーミーが覆い被さり、辛みは何処かへ。キレのいい辛さとみそ味のバランスはなかなかグッドだが、さて総評。
総評
ひと口目の刺激度 ★★★☆☆
じんわりくる辛さ ★☆☆☆☆
スパイスの複雑さ ★★☆☆☆
旨みとのバランス ★★★★☆
合計 10点
最初にそこそこの刺激はあるものの、それほど強烈ではなく、さらにクリーミーなスープにコーティングされるのか辛みがスッと消えるので、じんわり感もほぼ感じなかった。それだけに旨みとの調和は抜群。結果10点となったが、辛いものが少し苦手の人がチャレンジできる優しさに満ちた一杯だった。
「地獄谷の激辛みそラーメン」に軍配
というわけで、激辛王決定戦の第1戦は12対10で、地獄谷の激辛みそラーメンに軍配が上がった。あくまで、これは筆者の個人的な感想による勝敗で、さらに純粋なおいしさではなく激辛に特化した点数なので、その辺ご理解いただきたい。さて、次回は今回エントリーした最北端、北海道の旭川と、最西端である長崎県の対決。どちらがご当地ラーメン激辛王に近づくか乞うご期待。(エフェクト・山葉のぶゆき)
提供元・BCN+R
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