レザーブランド「epe(エペ)」の小型バッグシリーズが販売を開始した。今回は第3弾として、「サコッシュ」「ミニショルダー」「ミニトート」の3アイテムをリリースしたのでチェックして欲しい。
サスティナブルなレザーブランド
「epe」は、化学薬品を使わず、自然由来の植物性タンニンでなめしたベジタブルタンニンレザーを使用した、サスティナブルなレザーブランド。2022年7月にブランドを立ち上げ、現在シリーズ累計で約2,000本のヒットを記録している。
ベジタブルタンニンなめしを採用
同ブランドの特徴は、素材そのものにある。本革製品を作る際は、なめし(動物の皮を革製品に使用できるように加工すること)という工程が必要になるが、現在は海外にて多くのなめし作業が行われている。
このなめし作業については、現在、「クロムなめし」と呼ばれる化学薬品を使用する方法が世界で最も多く用いられているが、クロムの排水により、河川を汚染していることが世界的な問題にもなっている。
そこで、同ブランドのアイテムでは、「植物タンニンなめし(ベジタブルタンニンなめし)」を採用している。化学薬品を使用せず自然由来の植物性タンニンを使うことで、有害物質が発生することのない、環境に配慮した本革製品を作った。
また、植物性タンニンの変化によるエイジング(経年変化)が楽しめるのもベジタブルタンニンレザーの特徴。使い込むほど色味や艶が出てくるため、世界に1つだけのアイテムを育てることができる。
D2Cによる高いコストパフォーマンス実現
同ブランドで使われるベジタブルタンニンレザーは、30以上の工程を経て完成されるため、非常にコストがかかる。また、革製品の流通に関して、一般的には様々な中間の業者が入ることにより価格が高騰することがある。このため、同ブランドでは製造工場と直接取引し、さらにECサイトによりダイレクトに販売することで、高いコストパフォーマンスを実現した。
新シリーズの「サコッシュ」「ミニショルダー」「ミニトート」
長財布も収納できる少し大きめの「サコッシュ」。しかし、大きすぎない「最高にちょうど良い」サイズ感だ。外側はブランドロゴのみのシンプルなデザインで、ジャケットを着たフォーマルなシーンから、Tシャツでのカジュアルなシーンまでマッチするアイテム。
スマホショルダーとしても活躍する「ミニショルダーバッグ」。前面のフラップはマグネットになっており、スムーズに取り出し可能。メインルームには長財布も収納できる。
ちょっとした外出や通勤などに最適なコンパクトサイズの「トートバッグ」は、iPadや500mlペットボトルなどを収納可能に。小物の整理に便利なオープンポケット、ファスナーポケット、ペンホルダーも装備している。
環境に配慮したベジタブルタンニンレザーを採用した「サコッシュ」「ミニショルダー」「ミニトート」をこの機会にチェックしてみてはどうだろう。
(角谷良平)