チェルシーが、ブライトン・アンド・ホーブ・アルビオンに所属するアイルランド代表FWエバン・ファーガソン(19)の獲得に興味を示しているようだ。イギリス『イブニング・スタンダード』が伝えた。
母国のボヘミアンでプロキャリアをスタートをさせたファーガソンは、2021年1月にブライトンへ完全移籍。恵まれたフィジカルや空中戦の強さだけでなく、卓越したボールコントール、高いシュート精度を武器に今季はここまで18試合に出場して1回のハットトリックを含む6ゴール1アシストを記録している。
そんなファーガソンに対して、若手獲得を優先しているチェルシーが長期間にわたって高く評価しているという。チェルシーはナポリのナイジェリア代表FWビクター・オシムヘンやブレントフォードのイングランド代表FWイバン・トニーに関心を示しているものの、週給20万ポンド(約3700万円)以上を要求する可能性が高く、ファーガソンはその半分程度を希望する可能性が高いようだ。
その一方で、ブライトンは2029年までの長期契約を結んでいるファーガソンに1億ポンド(約185億2000万円)以上を要求している模様。昨夏にイングランド代表FWハリー・ケインの獲得に失敗したマンチェスター・ユナイテッドがアイルランド代表FWの獲得に乗り出したものの、ブライトンはオファーを拒否していたようだ。
なお、ブライトンは昨夏にエクアドル代表MFモイセス・カイセドをプレミアリーグ史上最高額の1億1500万ポンド(約213億円)でチェルシーに売却しており、これ以上の流出を避けたいとのこと。チェルシーは過去にもスペイン代表DFマルク・ククレジャやスペイン代表GKロベルト・サンチェスなどブライトンから多くの選手を引き抜きているが、どのような結末が待っているのだろうか。