■カヤックと車中泊。二刀流を楽しむ一人時間
●沖縄県/MAKOTOさん Instagram/mak.oto58
一人で過ごす時間を求めていたMAKOTOさんが、ソロキャンプに興味を持ったのは4年前のこと。だが道具を揃えるのも大変だし、さらにテントが高くて購入できず、しばらくはデイキャンプをしていたという。
バックドアを開けると、真っ先に目に入るのがアルミコンテナ。道具入れとしてはもちろん、テーブルとしての役割もこなしてくれる万能選手だ。
そんなあるとき、「テントがなくても車で寝泊まりしてしまえば良いんじゃないか」と思ったのがきっかけで車中泊キャンプをスタート。
後部座席を倒して、すでに購入していたアウトドア用の調理器具と寝具をそのまま車にセットするだけの簡易的な車中泊から始めた。
料理をつまみながら夕景の海を眺める。
自由に場所を移動できて、自然の中で過ごす時間も増え、そもそもの目的だった“一人時間をゆっくり過ごすための居場所”が作れて、車中泊の魅力にハマっていくことに。
今では月に1~2回のペースで撮影の仕事を兼ねた車中泊をするようになり、海の空撮や波音の録音に加え、自身の車中泊やキャンプの過ごし方なども撮影するようになったという。
カヤックを漕ぎに行く先々で車中泊することが多い。
冬でも快適に車中泊できるのは沖縄ならでは。夏の暑さ対策も万全だ。
また、ここ2年くらいはシーカヤックがアウトドア活動の中心になっている。シーカヤックは海岸沿いで朝早くから始めるため、車中泊をする機会も増えた。
「次はあそこの海を漕いでみたい、撮影してみたい、なんて計画しながら、いろんな景色を見るために場所を変えながら車中泊している感じですね」と楽しそうに語るMAKOTOさん。
決まった場所で何度も車中泊することはほぼない。
料理は得意。鉄のフライパンなども頻繁に使用。
そんな彼の最大の楽しみは、後部座席でリアを全開にして珈琲を飲みながら美しい風景を見ること。
「こぢんまりした空間から壮大で美しい風景を見ると、その場所と景色を一人占めしているような幸せな気持ちになるんです」
アウトドア用調理器具の準備は万全。
道具を使い分けてアウトドア&車珈琲を楽しむ。
■CAR DETAIL
●Jeep ラングラー
カヤックの運搬から、撮影のための移動、そして車中泊と、日頃から生活をともにする愛車。
■DIY POINT
●カヌー用のルーフラック
シーカヤックをルーフラックに載せて、車内の収納量をキープ。
●テールゲートテーブル
車外で料理できるので、車中泊しながらアウトドアも楽しめる。
●自作のキッチンボックス
キッチン用具など必要な道具がすべて入ったボックス。
■GOOD ITEM
●DODのソトメシンガーZ
ゴトク内蔵型のソロ用テーブル。調理環境が格段に整う。
●CRAZY CREEKの椅子
背もたれの角度を調整でき、過ごし方に合わせて使い分け可能。
●ZERO BREEZEのエアコン
熱帯夜でも快適に眠ることができる、沖縄での車中泊の必需品。
男の隠れ家デジタル編集部
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我々は、あらゆるテーマから、徹底的に「隠れ家」というストーリーを求めていきます。
文・男の隠れ家デジタル編集部/提供元・男の隠れ家デジタル
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