外国籍選手との契約更新がブラジル人FWカルリーニョス・ジュニオのみである清水エスパルス。浦和レッズ移籍の可能性が報じられているFWチアゴ・サンタナの退団を予想する声が、ネット上で上がっている。
現在30歳のサンタナは、2021年にポルトガルのCDサンタ・クララから清水へ完全移籍。来日1年目からJ1リーグ37試合の出場で13ゴールを挙げるなど、絶対的ストライカーとして活躍。翌2022シーズンには14ゴールでJ1得点王のタイトルを獲得したが、チームはJ2降格。今季もJ2で12得点と、持ち前の決定力を発揮。J1昇格プレーオフ決勝の東京ヴェルディ戦ではPKから先制ゴールを奪ったものの、チームは土壇場で追いつかれて昇格を逃した。
サンタナの去就を巡っては、ブラジル2部ゴイアスの情報を専門に扱う『ゴイアス・ニュース』が昨年末に「ゴイアスは2024シーズンに向けて、ストライカーのチアゴ・サンタナに興味を持っている」と伝えたものの、両クラブや選手サイドの具体的な動きには触れず。一部では浦和移籍が濃厚と報じられている。
そんな中、清水は公式オンラインストアで2024シーズンオフィシャルユニフォームを販売。ネーム・ナンバー加工対象商品も取り扱っており、背番号と選手名を指定することが可能だが、11日時点で「9 T.SANTANA」が選択欄にない状況だ。
それだけにX(旧ツイッター)では「サンタナのユニ買えない…」「新ユニ購入欄にサンタナがないってことはそういうことですか」「サンタナ移籍するのかな」と、同選手の移籍を予想する声が。ただ一方で「サンタナのユニは契約更新してから受付するのでは」「まだ分からない」と、残留を望むファン・サポーターの投稿も見られる。
なお清水はJ1昇格を逃したこともあり、これまで大型補強を手掛けてきた大熊清取締役(ゼネラルマネージャー兼サッカー事業本部長)が昨年12月31日をもって退任。DF鈴木義宜など10選手以上が退団するなど、激動のオフを経て今週から始動している。