ルキアン 写真:Getty Images

 かつてジュビロ磐田でプレーしていたブラジル人FWルキアンは、今月9日にアビスパ福岡から湘南ベルマーレへの完全移籍が正式決定。磐田復帰の可能性に関するSNSでの声に対して、選手本人が反応している。

 ルキアンは2019年7月からおよそ2年半にわたりジュビロ磐田でプレー。2021シーズンに22ゴールとJ2得点王に輝くなど、充実期を過ごしていた。ただ福岡の一員として迎えた2022シーズンは、J1リーグでわずか3ゴール。翌2023シーズンはリーグ戦27試合の出場で5ゴールをマークしていた。

 同選手のもとには、一部から今オフの磐田復帰がなかったことに関する疑問の声が届いたとのこと。本人は11日夜、X(旧ツイッター)で以下のようなコメントを残している。

 「最近、ジュビロファンからなぜジュビロに戻らないのかとたくさんのメッセージをもらっています。ジュビロに対する私の愛情は永遠であり、私はジュビロをとても尊敬しています。街、クラブ、そしてファン、そこで経験したことは永遠に残るだろうし、いつかは戻りたいと願っています。しかし、再びジュビロのユニフォーム着てプレイするオファーは一度も受けていません」

 「私はこのメッセージを書いた理由は、私を応援しているファンに勘違いされたくないのとその愛情を失いたくないからです。ずっと応援してくれてありがとうございます」

 「私は湘南ベルマーレでプレイすることを決断しました。私を評価してくれたクラブのために全力を尽くします。クラブ、ファンにたくさん喜びをもたらしたいです。ありがとうございます」

 このルキアンの投稿には「どこへ行っても応援している」「ルキアンの対応が素晴らしい」などと激励や称賛のメッセージが数多く寄せられる一方で、「選手にこんなことを投稿させるサポーターもどうかと思う」「ジュビロに来ることができないのに、こんなことを思わせてしまうなんてルキアンに失礼」「選手の移籍に異論ぶつけないでほしい」といった声が上がるなど、一部ファン・サポーターのSNS投稿が議論の対象となっている。