数日後に超一級ポイントを訪れてみる

釣り仲間との釣行からわずか四日後。GWのハイプレッシャーを覚悟しつつ、筆者は一発大物狙いで渓流へと釣行した。勿論、先日の釣行で伏せていた「大本命ポイント」へと入るためだ。

やはり釣り荒れがヒドイ

本流へと到着してみると、どこもかしこも人だらけ。そして河原には、GW期間中に数多のアングラーが訪れた形跡があちこちに見受けられた。一先ず前回釣行時に入ったポイントから釣り歩いてみるものの、予想通り渓流魚たちはスレにスレており、どこを流しでもほぼ反応が得られない。やはりGWの釣行というのは難しいものだ。

本命ポイントへ

そこで、前回釣行時に伏せておいた「自分の中での超一級ポイント」へと向かってみると、やはりアングラーが入った形跡はない。これは、パっと見は魅力に欠ける小場所であるためだが、筆者の中ではこの場所こそ大本命。そして予想通り、24cmの幅広アマゴを見事ゲットすることに成功した。

ウソその3:どこで!?と訊かれて

後日、当然ではあるが「この良型はどこで釣ったのか」と訊かれて、「前回一緒に入釣した場所の少し下流に良い場所を見つけて」と伝えた。実際は二km以上下流なのだが、ウソはついていないはずだ……!

再度同行しようと誘われて……?

良型を仕留めた話をした後に「再度一緒に釣行しよう」と誘われたのだが、それは5月半ばの最盛期。丁度この時、ホームリバーは記録的な渇水となっていたのだが、渇水期にルアーアングラーと釣行すると場が荒れやすいため、エサ釣りは大変やりづらくなる。悩んだ筆者の結論は、またコッソリウソをつくことだった。

ウソその4:誘われた曜日にNGを出す

筆者は木曜日か金曜日に「本流渇水時の超一級ポイント」へ釣行しようと考えていたのだが、「金曜日に行かないか」と誘われてしまった。正直一人で満喫したかったので、悩んだ末「金曜は家族と予定があるので、次の釣行は木曜になる」と伝えた。

ド渇水の木曜に釣行

迎えた当日。風がやや強く正直良い条件ではなかったが、早朝から一人で超一級ポイントを順に回っていく。ド渇水で厳しい状況の中、やはり「ここぞ」と言えるような小場所で良型が姿を現してくれた。こういったポイントを独占できるのは、単独釣行ならではの醍醐味だ。

渓流エサ釣り愛好家が釣り友にウソをつく理由は【単独釣行をしたいから?】渇水で流れのない川(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

単独釣行の結果は

最終的な釣果は、良型ばかり6匹を仕留めることができた。数こそ出なかったものの、食べごろの良型ばかりを手にできたので、やはりこの時は単独で釣行して正解だったように思う。

渓流エサ釣り愛好家が釣り友にウソをつく理由は【単独釣行をしたいから?】最長寸の24.3cm(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

どう説明したか

後日(当然ながら)釣果を訊かれたので、「良型を6本仕留めたものの、渇水だったためにエサ釣りでも厳しい条件だった、ピンポイントを攻めることで釣果を得た」と伝えた(一応事実だ)。だがやっぱり、誠実さに欠ける気がするのは否めない……!