【クルマ好きのイベント報告】第2世代GT-R／実車と模型の展示会

第2世代GT-R／実車と模型の展示会

（画像＝日産創立90周年を記念して開催された。当日は第二世代以降のGT-R 59台の実車を展示。オーナーや日産関係者、オートモデラー、日産のモータースポーツファンなどさまざまな参加者たちが交流を楽しんでいた、『CAR and DRIVER』より引用）

2023年は日産創立90周年の記念イヤーである。その創業の地である横浜工場で、GT-Rを愛するオーナーたちと実車、さらにそのモデルカーまでを一堂に集めるというユニークなイベント“第2世代GT-R　実車と模型の展示会”が開催された。

横浜工場の敷地内に並んだ実車は、R32型からR34型までの第2世代スカイラインGT-RからR35型日産GT-Rまで59台。オーナーズクラブを中心に、熱心なGT-Rオーナーが参加。

（画像＝会場に並んだGT-Rの実車は59台。R32が10台、R33が8台、R34が3台、R35が38台、『CAR and DRIVER』より引用）

この日は地元ディーラーの商談イベントも開催され、普段は非公開のスペースがさまざまな参加者で賑わった。

横浜工場は現存する日本最古の自動車量産工場で、敷地内の旧本社ビルは現在も使用されている。そのゲストホールで開催されたのが日産車の模型展示会だ。プロモデラーやモデラーズクラブ、日産社内のモデラーたちが集まり、GT-Rをはじめとする日産車の作例を展示。プラモデルメーカー別の展示やコンテストも行われた。

（画像＝日産自動車の仲田直樹氏とレーシングドライバーの平手晃平選手のトーク、『CAR and DRIVER』より引用）

この企画は、同工場勤務の飯尾寿樹さん発案によるもの。本誌「ART　GARAGE」でも作品を紹介したオートモデラーで、R35 GT-Rのオーナーでもある。

「実車のGT-Rを愛するオーナーと、オートモデラーに共通するのは、日産のクルマや技術に対する思い入れがあること。90周年という節目にあたり、第2世代とR35系GT-Rのエンジンが生まれた横浜工場に集まっていただき、日産車のDNAを伝えていきたいと考えたのです」（飯尾さん）

（画像＝フィナーレはGT-Rのパレードラン。オーナーにとっては横浜工場の中を走れる貴重な機会、『CAR and DRIVER』より引用）

模型の展示会場に併設された会場では、GT-Rゆかりのゲストがトークショーを行った。R34やR35の開発に携わり、現在は“e-POWER”の開発主管を務める仲田直樹さんと、2019年からSUPER GT・GT500クラスでGT-RとZをドライブする平手晃平選手の2人である。

（画像＝R34型・R35型GT-Rの開発にも携わった仲田直樹氏と平手晃平選手のトークショーも大盛況、『CAR and DRIVER』より引用）

仲田さんは現在R35を、平手選手はR32とR35、2台のGT-Rをそれぞれ所有しているという。開発とレースというそれぞれの立場からGT-Rの魅力や裏話を語り、会場を訪れたファンは熱心に耳を傾けていた。

（画像＝スカイライン2000RS（R30型）やレパードなどゲスト車両の展示もあった、『CAR and DRIVER』より引用）

横浜工場にはトップクラスのビルダーが手作業でエンジンを組み上げる“匠（たくみ）のライン”と呼ばれる専用エリアがある。この日は土曜日の開催だったが、工場は一部が稼働していた。参加者たちはGT-Rが生み出されてきた“故郷”の空気を楽しんでいた。

（画像＝『CAR and DRIVER』より引用）

（画像＝ 『さらば あぶない刑事』に劇中車として登場したGT-Rプレミアムエディション（飯尾寿樹さん） 、『CAR and DRIVER』より引用）

（画像＝ 平手晃平選手と愛車のR35 GT-R。ミラーの赤いラインは娘さんと一緒に貼ったそう 、『CAR and DRIVER』より引用）

（画像＝ 93年式R32 GT-R。外観だけでなく室内もエンジンも完全なレース仕様に（岡野毅文さん） 、『CAR and DRIVER』より引用）

（画像＝ 98年式R33 GT-Rの希少な4ドアモデル。「通勤で毎日乗っています」という田原潤也さん 、『CAR and DRIVER』より引用）

（画像＝ GT-Rのモデルカーは約50台を展示。プロモデラーを含む招待作家の作例展示もあった 、『CAR and DRIVER』より引用）

（画像＝ 90年にわたる日産の歴史を彩ってきたさまざまな名車がモデルカーとして並んだ 、『CAR and DRIVER』より引用）

（画像＝ クルマやメカニックをはじめとしてドライバーやエンジニアまで再現する精巧な作品も 、『CAR and DRIVER』より引用）

（画像＝ ツーリングカー選手権グループAで無敵を誇ったR32はモデルカーでも人気を集めている 、『CAR and DRIVER』より引用）

（画像＝ マカオでも活躍したR32 GT-R。90年に長谷見昌弘が圧勝したモデルを再現（塚本雅彦さん） 、『CAR and DRIVER』より引用）

（画像＝ R32 GT-RのグループA仕様といえばカルソニックカラーを思い出す人も多いはず（岡部洋樹さん） 、『CAR and DRIVER』より引用）

（画像＝ 91年スパ・フランコシャル24時間耐久優勝車ゼクセルスカイラインを自作で再現（菱沼さん） 、『CAR and DRIVER』より引用）

（画像＝ グループA 93年・長谷見昌弘＆福山英朗チームのユニシアジェックスカラー（利部隆宏さん） 、『CAR and DRIVER』より引用）

（画像＝ 高橋国光・土屋圭市チームが駆ったグループA　STPタイサンGT-R仕様（大場さん） 、『CAR and DRIVER』より引用）

（画像＝ この日は3台と少なかったR34。鮮やかなベイサイドブルーの99年式Vspec（久保田恵介さん） 、『CAR and DRIVER』より引用）

（画像＝ オーバーフェンダーなどのカスタムでハードな印象に仕上がったR33 GT-R（田中宏明さん） 、『CAR and DRIVER』より引用）

（画像＝ R33 GT-R（手前）と第2世代GT-R唯一の4ドアセダン“オーテックバージョン40thアニバーサリー” 、『CAR and DRIVER』より引用）

（画像＝ R33最終年の97年式。「サーキットから街乗りまでバランスよく乗れます」(関根勇輝さん) 、『CAR and DRIVER』より引用）

（画像＝ 大坂なおみアンバサダー記念モデル。「ブレーキの利きが素晴らしい」というあけっちさん 、『CAR and DRIVER』より引用）

（画像＝ ブラックでまとめたR35 MY（モデルイヤー）10のプレミアムエディション（入江圭亮さん） 、『CAR and DRIVER』より引用）

（画像＝ 足回りやタービンなどに強化を施したという15年式GT-Rピュアエディション（もんじゃさん） 、『CAR and DRIVER』より引用）

提供元・CAR and DRIVER

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