終わりの見えないウクライナ情勢やガザの危機、日本の米軍基地問題……ニュースを通じ深刻な国際情勢を肌に感じない日はないが、「なぜ」を正確に説明できる人は少ないかもしれない。

各地で起きている問題を「地理」から読み解くことにフォーカスした『地図でスッと頭に入る地政学』が昭文社から1月26日(金)に発売される。2024年の世界を見通すのに必携の書だ。

地理から情勢を読み解く『地図でスッと頭に入る地政学』

地球規模で起きる紛争や経済危機などのさまざまな課題について、政治体制や経済、軍事、民族構成や文化習俗ではなく、「地理」に着目することによって読み解こうとする学問が「地政学」だ。

『地図でスッと頭に入る地政学』は、世界や日本の事情をわかりやすく図解で紐解く人気シリーズ「スッと頭に入る」のうち、テーマ編の最新刊となる。

世界を揺るがす国際情勢や経済事情、紛争と諸問題のエポックの中から、地理的要因のあるテーマを選定。地図や図解を使って地政学的に紐解く。

同シリーズで定評のあるイラストマップや豊富な図表、洗練されたデザインで課題がすっきりと整理され、タイトルのとおり“頭にスッと”入ってくる。

監修者は大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)アラビア・アフリカ語学科卒で予備校講師の鈴木達人(すずき・たつじん)氏。全国の大手予備校で地理の講師を務め、講習では100人規模の大教室が満席になる人気講師だ。

誌面では「地政学の基本」をイントロダクションとし、「北朝鮮の核兵器・ミサイル開発」「アメリカの中東離れ」「アメリカの極東軍事戦略」「中国の領土・領海拡張問題」など注目のトピックを取り上げる。

なぜロシアはウクライナに侵攻したのか?中国が台湾統一を望む理由とは?ミサイルを発射し続ける北朝鮮の真意は?次の成長国はどこ?「グローバルサウス」の共通点とは?……といった読者の素朴な疑問に応える。

米軍にとって地政学的優位性のある沖縄の基地や、中国が領土・領海を主張する形で発表した「新地図」など、私たちにとって身近なエリアも取り扱う。

視覚的なわかりやすさが好まれ、さまざまな地政学の書籍が刊行されて書店に並ぶ中、これまでのシリーズで培った昭文社のノウハウが注ぎ込まれた渾身の最新刊。新たな見方に出会える一冊になるだろう。

『地図でスッと頭に入る地政学』
発売日:1月26日(金)
定価:1,760円(税込)
体裁・頁数:B5変判、本体144頁
販売場所:全国の主要書店

(SAYA)