明治安田J1リーグのガンバ大阪(G大阪)は1月11日、セレッソ大阪(C大阪)からDF松田陸が完全移籍で加入したことを発表した。合わせてC大阪からMF鈴木徳真の完全移籍での加入も発表し、同じ大阪のライバルクラブから主力である2人の引き抜きに成功した。
松田はC大阪の公式サイトで「セレッソ大阪のファン、サポーターの皆様、約8年間という長い間、熱い声援をありがとうございました。セレッソ大阪でのJ1昇格やルヴァンカップ優勝、天皇杯優勝という2つのタイトルを獲れた事は貴重な経験で、僕の宝物となりました。皆様に心から感謝しています。これからもセレッソ大阪の活躍を応援しています」とコメントし、クラブへの感謝を語った。
しかし、ライバルであり、同じ大阪のクラブへの移籍となったこともあってか、X(旧Twitter)では「禁断であり裏切りの移籍なのでは」という声や「最低な人間だ」という、批判的なコメントも多数寄せられている。一方、「裏切り言うなら試合出させてやれよ。選手は試合出てなんぼなんよ」「りく。ありがとう。感謝しかないよ。 ほんとにありがとう」というコメントも多く見られ、賛否両論となっている。
松田は、2014年にびわこ成蹊スポーツ大学からFC東京に加入。2年間プレーするもリーグ戦の出場は共に10試合以下の中、2016年に幼少から応援していたという地元のC大阪へ完全移籍した。同クラブでは、加入1年目はJ2で42試合全てに出場しJ1昇格に貢献。その後、J1昇格後の2017年以降もレギュラーとしてリーグ戦に出場し続けた。
2023シーズンはJ2のヴァンフォーレ甲府に期限付き移籍し、12試合に出場した松田。約8年間プレーした愛着のあるクラブを離れ、同じ大阪のライバルクラブへ移籍した2024シーズン、どんなプレーを見せてくれるのだろうか。