ラドゥ・ドラグシン 写真:Getty Images

 トッテナム・ホットスパーが、ジェノアに所属するルーマニア代表DFラドゥ・ドラグシン(21)の獲得を決定的なものにしたようだ。

 ユベントスでプロキャリアをスタートさせたドラグシンは、サンプドリアとサレルニターナへの武者修行を経験後、2022年7月にジェノアへ移籍。翌年に完全移籍に切り替わると、空中戦の強さや長いリーチを活かした鋭いタックルを武器に今季のセリエAここまで18試合に出場している。

 そんなドラグシンに対して、オランダ代表DFミッキー・ファン・デ・フェンとアルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロが離脱したトッテナム・ホットスパーが獲得に動いており、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、移籍金3000万ユーロ(約47億6000万円)でジェノアとクラブ間合意に至った模様だ。

 ルーマニア代表DFにはナポリやバイエルン・ミュンヘンも関心を示しており、後者に関しては9日に正式オファーを提示し、強奪を目指していたが、個人合意に至っていたトッテナム移籍を選択したとのこと。その一方で、トッテナムはイングランド人DFジェド・スペンスをレンタルでジェノアに貸し出すようだ。
 
 なお、今季もここまでプレミアリーグ20試合で12ゴールを記録している韓国代表FWソン・フンミンがアジアカップで1月中旬から離脱するトッテナムは、ライプツィヒからドイツ代表FWティモ・ベルナーを獲得しており、ドラグシンは2人目の補強になる見込みだ。