PCX150(2014)の車種プロフィール
今回紹介する「PCX150」は、2014年に発売された水冷4ストローク・単気筒の150ccエンジンを搭載する軽二輪スクーター。2010年登場の初代に続く2代目モデルとなり、ヘッドライト、テールランプ、ウインカーランプ、ライセンスランプの全灯火器にLEDを採用。フロントおよびリアカウルのデザインを一新し、よりスタイリッシュで高級感を醸し出すルックスとなっている。エンジンはホンダのスクーター用グローバルエンジン「eSP(イーエスピー)」に改良を加え、低中速域でのトルクアップ、燃費性能の向上を実現している。また、燃料タンク容量も初代の5.9Lから8.0Lへと拡大され、より長い航続距離を望める仕様となっている。
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バイクインプレ
車両の特徴
車体サイズは全長が1930ミリ、全幅740ミリ、全高1100ミリ、シート高760ミリ、ホイールベースは1315ミリで、車両重量は131kgとなっている。
キャスター角は27.0度、フロントに90/90-14インチ、リアに100/90-14インチのタイヤサイズを採用。前後ともにキャストホイールにチューブレスタイヤを装着している。
エンジンは水冷4ストロークOHCの単気筒。ボアストロークは58.0ミリ×57.9ミリのショートストローク。圧縮比は10.6で最高出力は14馬力/8500回転、最大トルクは14Nm/5000回転。燃料供給はフューエルインジェクションを採用。トランスミッションは無段変速式(Vマチック)だ。
走り
高速道路でも必要十分な加速力と圧倒的な安定感の高さは大きな武器
150ccという排気量を活かして、高速道路を走行してみる。サービスエリアから発進して本線に合流するときでも、怖い思いをしないで済むほどの十分な加速力を発揮してくれる。この辺りの力強さは125cc版のPCXとは明らかに差を感じられる部分だろう。また、コンパクトな車体と131kgという軽量な車両重量だが、その割には直進安定性はまったく問題なく、もっと大きな排気量のスクーターに匹敵する落ち着いた走りを体感することができる。そして、これは初代モデルからも感じられる長所なのだが、スクーターにありがちな前輪のフワフワ感がまったくなく、前輪の路面に対する接地感がとても大きい。それだけにライダーは安心して高速道路を巡航できるはずだ。
ワインディングでも積極的に倒し込んでいけるスポーティさ
今度はワインディングにトライ。やはり初代のPCX150と比較して、中回転域および中速域での力強さを実感することができる。もちろん初代もなかなか強力ではあったが、パワー特性はどちらかと言えばフラットに伸びていくという感じだった。しかし、現行モデルは中回転域&中速域に一段盛り上がりがあるようなパワー特性で、ワインディングでも立ち上がりでスロットルを開ければ明確に加速してくれるので、より走りやすくなっている。また、高速道路で感じた車体の安定感はワインディングでも健在で、コーナリングでも積極的に倒し込むことができ、コミューターとしてはスポーティな走りも味わうことができる。