AFCアジアカップ・カタール2023は、日本時間の今月13日に開幕。日本代表「森保ジャパン」が14日にグループリーグ初戦(対ベトナム)を控える中、韓国ではAFC公式SNSアカウントに寄せられた慰安婦に関する投稿が問題視されているという。
韓国メディア『ヘラルド経済』によると、AFC公式インスタグラムの投稿のリプライ欄では、英語、韓国語、日本語など複数言語による「第2次世界大戦中に日本が韓国人女性を妊娠させたことで、韓国人は自分達の歴史とアイデンティティと恥じている」「日本は1931年から1945年まで韓国人女性に行為を強要させた」「韓国人は日本人を誇りに思う」などといった投稿が確認されたとのこと。
慰安婦関連のコメントを寄せたSNSユーザーの中には、韓国代表FWソン・フンミンの画像をプロフィール写真に無断転用しているアカウントもあるという。
すると以前から反日活動家として知られているソ・ギョンドク誠信女子大教授が、これらの投稿に反応。10日にフェイスブックで「AFCのインスタグラムに韓国の歴史を嘲笑するコメントが相次いでいる。特に慰安婦関連のコメントに対して必ず措置を講じる必要がある」と主張した上で、「AFCには迅速な対応を取るように抗議メールを送った」と報告している。
また同教授はAFCへの抗議メールに、慰安婦に関する映像を添付したとのこと。「AFCもアジアの歴史を直視し、女性人権の重要性を再び思い出してほしい」と訴えたという。
なおソ・ギョンドク教授は、FIFAワールドカップをはじめ、サッカーの国際大会における旭日旗の使用に対して再三にわたり抗議。カタールW杯では、日本対ドイツの2日前にインスタグラムで「W杯で日本サポーターが旭日旗を掲げて応援するならば、即座にFIFA側に告発し、記者団を通じて全世界に問題を知らしめる」と予告。「現地観戦やテレビ中継で旭日旗掲出を発見したら、すぐに私に情報提供してください」と呼びかけていたことで注目を集めていた。