タックルとコマセ

道中立ち寄ったエサ屋さんで、コマセは作っているので、ヒシャク立てやエサバケット類をバッカンにセットした。この日のコマセはオキアミ6kgにグレパワーV11、グレパワー沖撃ちスペシャル、超遠投グレを各1袋。サシエサとして、くわせオキアミスーパーハードL、くわせオキアミスペシャルL,くわせオキアミV9Lをエサ取りと食い渋り対策用に用意した。

タックルは、がま磯インテッサGV1.25号5m。リールは22トーナメントISO競技LBDに、ミチイトは銀鱗SSアイサイト1.75号。ハリスはトヨフロンスーパーLEXハイパー2号10m。ハリスの中にウキをセットした仕掛けになる。

ウキは塩田ウキMサイズの00号。ハリはA1一刀グレ6号。海を観察した感じ、潮流は緩いようなので、ノーシンカーの軽い仕掛けを最初に選んだ。

釣りながら状況次第で、ジンタンシズやハリの種類などを交換してその時の状況にマッチした仕掛けに組み替えようと考えた。

磯フカセ釣りで尾長メジナの数釣りを堪能【静岡・石廊崎】ブダイやイサキも手中タックル図(提供:TSURINEWSライター・塩田哲雄)

釣り開始

五百蔵さんが左角に釣り座を取り、私はその右に少し離れてバッカンを置いた。五百蔵さんの左には、離れの根があり、その切れ込みに寄せた波で良い感じのサラシが出来ている。

私から五百蔵さんに、切れ込みの岩にコマセを撒き、巻き込むサラシでコマセが海底に沈みながら沖へと払い出す。そこで、仕掛けを払い出すサラシの先端に投入して、コマセと同調させて狙うようにとアドバイスをした。

本命のメジナが揚がる

釣り開始1投目からウキが綺麗に消し込むアタリが出た。上がってきたのは尾長メジナの26cm。サイズこそ小さいながら、幸先が良い。

磯フカセ釣りで尾長メジナの数釣りを堪能【静岡・石廊崎】ブダイやイサキも手中五百蔵さんのファーストヒットした26cm尾長メジナ(提供:TSURINEWSライター・塩田哲雄)

その後は、五百蔵さんは、ヒットパターンを掴んで、32cmまでの尾長メジナを釣り上げていた。

私は、沖に緩い潮が出て、その先で右へと流れ出しているその潮筋に狙いを定めて仕掛け投入とコマセを撒いて狙った。私のポイントも五百蔵さんのポイントと同じように、1投目から尾長メジナが来た。そこで、ハリをGハードV2セレクトグレ6号に結び替えた。

35cmの尾長メジナを手中

フトコロが狭く軸がやや長めなので、良型の尾長メジナにも十分対応できるハリだ。その後もヒットしてくる魚は全て尾長メジナ。サイズも25cm~30cmクラス。時間と共に少し潮は速くなり、いよいよ良型が期待できる時間だ。

期待を込めて、沖30mほどの潮目に仕掛けを投入して狙った。作戦が的中。スパッと消し込んだアタリを取ると、竿先に伝わる感触は今までとは違う。

磯際に大きな沈み根とハエ根が出ているので、下に潜られないように気を付けて取り込んだ魚は、35cmの尾長メジナであった。納得のサイズではないが、口太メジナとは違う鋭角的な引きが堪らない魅力。

磯フカセ釣りで尾長メジナの数釣りを堪能【静岡・石廊崎】ブダイやイサキも手中この日の最大漁となる35cm尾長メジナ(提供:TSURINEWSライター・塩田哲雄)