エリソン 写真:Getty Images

 川崎フロンターレは今月、ブラジル人MFゼ・ヒカルドとMFパトリッキ・ヴェロンの獲得を公式発表。FWレアンドロ・ダミアンの後釜確保も優先事項である中、ブラジル1部ボタフォゴFRからサンパウロへレンタル移籍していたブラジル人FWエリソンの獲得が確実だと、ブラジル国内で報じられている。

 現在24歳のエリソンは、身長180cmで左利きのストライカー。ブラジル国内クラブやポルトガル1部エストリルをへて、2023年2月にボタフォゴからサンパウロへ1年レンタルも、加入2試合目にして足首を負傷。7月中旬に復帰したが、8月にもハムストリングの負傷により戦線離脱。10月に再び復帰したものの、その後は先月7日のブラジル1部リーグ最終戦までほぼ全試合で途中出場。レギュラー定着には至らなかった。

 エリソンの去就を巡っては、以前からJリーグ移籍の可能性が報じられる中、ブラジルメディア『KTOブラジル』のガブリエル記者は先月30日に「彼は2023シーズン限りでサンパウロを退団し、2024シーズンは日本でプレーする」とリポート。

 これによると、ボタフォゴと同選手のレンタル契約は2025年12月までであり、サンパウロとのレンタル契約には300万ドル(約4億2000万円)の買い取りオプションが盛り込まれていたという。

 するとブラジルメディア『グローボ』が今月7日に「ボタフォゴはエリソンを川崎へ放出することにより合意」と報道。移籍金は明らかになっていないが、川崎は同選手の保有権の60%を有することになるという。また記事には、7日夜に日本へ向けて出発するエリソンの姿もアップされていることから、今週に来日するものとみられる。