鹿島アントラーズは、元日本代表DF昌子源をFC町田ゼルビアへ完全移籍により放出。センターバックの新戦力として、セルビア1部FK TSC(フドバルスキ・クルブTSC)からクロアチア人DFヨシプ・チャルシッチを獲得することが確実である模様。現地メディアが同選手と鹿島の契約内容を報じている。
現在30歳のチャルシッチは、身長187cmで左利きのセンターバック。ディナモ・ザグレブをはじめ複数のクロアチア国内クラブやスロベニア1部NKツェリェを経て、2021年夏からTSCでプレー。TSC加入1年目の2021/22シーズンは、ハムストリングの負傷による長期離脱もあり、リーグ戦14試合のスタメン出場にとどまったが、翌2022/23シーズンはスタメン出場22試合。今季もここまでリーグ戦14試合で先発出場のほか、UEFAヨーロッパリーグでもMF堂安律擁するSCフライブルクやウェストハム・ユナイテッドとの一戦でプレーしている。
TSCで不動のセンターバックとして活躍しているチャルシッチだが、クロアチアメディア『germanijak』は7日に「セルビア1部リーグ最高のディフェンダーのひとりであるチャルシッチは、間もなく鹿島の新加入選手となる」とリポート。
これによると、鹿島がクロアチア人DFの獲得により、TSCに対して移籍金30万ユーロ(約4800万円)を支払うとのこと。2年契約締結で合意に達しており、『germanijak』は「48時間以内に移籍が正式に承認される」と伝えている。
鹿島の守備陣では、昌子が町田へ完全移籍したほか、DF広瀬陸斗がヴィッセル神戸へ完全移籍。ランコ・ポポヴィッチ新監督体制のもと補強の遅れも心配されていたが、クラブ史上初めて欧州出身選手を迎え入れることになりそうだ。