12月2日(土)、神奈川県箱根町にある芦ノ湖へ釣行した。
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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)
芦ノ湖のボートワカサギ釣行
元箱根のボート店からローボートを借りて出舟し、ワカサギとマスを狙う。同湖は多くの魚族が生息している。
春はトラウトゲーム、夏はバスゲーム、秋はワカサギ釣り、そのほかカープゲームやヘラ釣りなど、さまざまな釣りが楽しまれている。なかでも、トラウトゲームとワカサギ釣りを中心に、私はシーズンを通して同湖に足を運んでいる。
ワカサギのサイズは小さめ
12月に入り、猛暑が続いたこれまでとは一転して朝の気温はマイナス3.5度。夜明けと同時に釣り道具をボートに積み込み、7時に湾内へと漕ぎ出す。
魚探を確認すると、湾内はワカサギと思われる反応で真っ赤。しかし、これはリサーチ済みで、3~5cmのチビワカサギだ。当日も試しに3号の仕掛けを下ろしてみたが、まったく釣れない。
1号のハリにサシのハーフカットで仕掛けを下ろすと多点掛けで上がってきた。5分で見切りをつけて、弁天の鼻沖へ。ここでは魚探に反応はあるもののまったく釣れない。これも、魚探の反応はワカサギかウグイの当歳魚と判断して見切りをつける。
寒くなるにつれて深場に落ちる
次は、山のホテル沖の水深24mのポイントへ向かう。
同湖のワカサギ釣りは、6~7月の水深10~12mから始まり、晩秋には水深24~26mの深場へとポイントが変わっていく。
初夏に生まれた当歳魚が季節の移ろいとともに深場へと移動すること、水温の低下とともに深場にいたマス類が中層から表層へと移動することで、深場にいる二歳魚の群れが大きくなり移動速度も遅くなって釣りやすくなるのだ。
同湖でワカサギ釣りをする場合、バスやマス類のフィッシュイーターの存在は、ポイントを決めるうえでも重要な要素だ。
多点掛けが増えていく
朝方はベタナギだったため、アンカリングせず流し釣りで探る。電動リールと自作穂先42cmの組み合わせで開始。金袖バリ3号7本仕掛けと白袖バリ2.5号10本仕掛けに紅白のサシカットを付けて仕掛けを下ろす。
すると、着底と同時にアタリがあり、ひと呼吸おいて仕掛けを回収すると、8cmと10cmの2点掛け。もう一方の仕掛けは7~13cmの5点掛けで上がってきた。例年なら群れによってサイズが異なるが、今年は大中小が交じって釣れてくるのが特徴だ。