かつてガイナーレ鳥取、アルビレックス新潟、浦和レッズに在籍していたブラジル人FWレオナルドは、中国1部・山東泰山から浙江へのレンタル移籍期間が昨年12月末に満了。現地では中東移籍の可能性が報じられている。
現在26歳のレオナルドは、2020シーズン終了後に浦和から中国1部・山東泰山へ完全移籍したものの、わずか数カ月で構想外に。河北や韓国1部・蔚山現代、長春亜泰へレンタル移籍。長春亜泰ではリーグ戦12試合の出場で10ゴールと好成績を残していたが、昨年7月に浙江へレンタル移籍した。
その浙江でもリーグ戦16試合の出場で9ゴールを挙げるなど、絶対的ストライカーとして活躍し、2023シーズンの中国1部リーグ得点王に。2023/24シーズンのAFCチャンピオンズリーグ（ACL）でも、グループステージ5試合の出場で4ゴール1アシストと大暴れ。ただ昨年11月29日に行われたブリーラム・ユナイテッド戦後に相手選手に暴力を振るったとした、最終節のメルボルン・シティ戦では出場停止処分を受けていた。
そんなレオナルドの去就について、中国メディア『新浪』は先月9日に「彼のもとには中東クラブからオファーが届いている」と伝えていた。すると今月6日、同メディアは浙江の番記者の話として「レオナルドの保有権は依然として山東泰山にあるが、彼は中東へ行く予定だ」とリポート。中東移籍が既定路線との見方を示している。
なお山東泰山は韓国1部・浦項スティーラーズからブラジル人FWゼカを獲得したほか、韓国1部・蔚山現代所属FWヴァレリ・カザイシュヴィリも獲得した模様。レオナルドとは2025シーズン終了後まで契約を残しているが、2024シーズンの構想には含まれていないとみられる。
