かつて鹿島アントラーズでプレーしていた日本代表DF町田浩樹は、ベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)の主力選手として活躍。AFCアジアカップでの活躍も期待される中、トッテナム・ホットスパー移籍の可能性が高まっているという。
町田は2022年1月に鹿島アントラーズからユニオンSGへ移籍。同年夏に臀部を負傷して長期離脱を余儀なくされていたが、昨年1月の公式戦で復帰すると、その後は出場機会を確保。今季はここまでベルギー1部リーグ戦ほぼ全試合でスタメン出場と、守備陣の中心選手として活躍。チームもリーグ戦20試合を終えて首位と、好調を維持している。
町田の去就を巡っては、以前からトッテナム移籍の可能性が取りざたされる中、ベルギー紙『ラヴニール』が先月はじめに「トッテナムは来年1月の町田獲得にむけて、ユニオンSGとの交渉を開始した」とリポート。ただベルギーメディア『Voetbal』は先月29日に「ユニオンSGは原則として1月の移籍を容認しない」とし、同選手とユニオンSGの契約期間が2026年6月までであることもあわせて紹介していた。
しかしベルギー紙『La Derniere Heure』は今月5日、ユニオンSG所属選手の去就を特集した際に「トッテナムは町田獲得にむけて、すでにユニオンSGと交渉している。彼がディフェンスを強化するためのオプションのひとつであることに変わりはない」とリポート。
これによると、ユニオンSGは移籍金として1500万ユーロ(約23億3000万円)を求めている模様。この金額について『La Derniere Heure』は「高額ではあるが、トッテナムが躊躇するような金額ではない。彼らにそれだけのリソースがあるのは確かだ」と綴るなど、移籍金が町田獲得にむけての障害にはならないとの見方を示した。
昨年夏にセルティックからアンジェ・ポステコグルー監督を引き抜いたトッテナムは、今季ここまでプレミアリーグ20試合を終えて5位。首位リバプールから勝ち点6差と、上位争いを繰り広げる中、DFミッキー・ファン・デ・フェンの負傷離脱など守備陣に不安を抱えている。