AFCアジアカップの日本代表メンバーに選出されたアーセナル所属DF冨安健洋。アーセナルとの契約延長やバイエルン・ミュンヘン、ナポリ移籍の可能性が報じられる中、ここに来てミランも新天地候補に浮上。アーセナルのミケル・アルテタ監督が同選手の去就に言及している。
冨安の去就を巡っては、英メディア『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者が昨年11月にバイエルン・ミュンヘンからの関心を報道。英メディア『チームトーク』は、現在2025年6月まで契約を残している冨安がアーセナルと契約延長で合意に達する可能性を報じているが、ドイツ誌『シュポルト・ビルト』は今月はじめに再びバイエルンが日本代表DFの獲得に動く可能性を伝えている。
また英メディア『スカイスポーツ』イタリア版は先月末、ナポリがセンターバックの新戦力候補として冨安やDF板倉滉(ボルシアMG)をリストアップしていると報じていた。
するとイタリアメディア『カルチョメルカート』は今月5日に「ミランが冨安をレンタル移籍により獲得する可能性を考慮も、アーセナルから締め出されている」とリポート。ミランの専門サイト『ミランニュース』によると、アルテタ監督は冨安をはじめアーセナル所属選手の去就について以下のようなコメントを残したという。
「我々は移籍市場に対してオープンだが、今いる選手のベストを引き出すことに注力している。クラブと協力してチャンスがあるかどうかを確認し、それから(移籍の)選択肢を検討する。それに今年1月にいかなる取引も行わない可能性もある」
移籍を念頭に置くのではなく、あくまでもアーセナルで輝くことができる可能性を見出すことに焦点を当てているアルテタ監督。怪我がちではあるものの、センターバックをはじめ複数ポジションでプレー可能な冨安の能力を以前と変わらず高く評価していると考えられる。