キャスパー・ユンカー 写真:Getty Images

 デンマーク人FWキャスパー・ユンカーは、昨年12月31日をもって浦和レッズから名古屋グランパスへ期限付き移籍期間が満了。トルコ1部クラブからの関心が報じられていたが、クラブ幹部が同選手獲得の可能性を否定したという。

 ユンカーの去就を巡っては、一部で完全移籍移行による名古屋残留の可能性が報じられているものの、今月5日時点で去就が正式決定していない。またトルコメディア『SPOR X』は4日、トルコ1部コンヤスポルがFWネルソン・オリベイラの後釜としてユンカーに興味を示していると伝えていた。

 しかしトルコメディア『BBN Haber』は5日に「コンヤスポルがその名前を否定!」という見出しのもと、同クラブがユンカー獲得に向かう可能性はないと報道。「コンヤスポル首脳陣は、代理人からユンカーを紹介されたものの、選手にも所属クラブにも一切接触していない」と、代理人からの売り込みがあったことを伝えている。

 ユンカーは2021年4月にノルウェー1部FKボデ/グリムトから浦和へ完全移籍。2022シーズンはJ1リーグ14試合のスタメン出場で7ゴールという結果に終わったが、昨年1月に名古屋へ期限付き移籍すると本領を発揮。2023シーズンはリーグ戦ほぼ全試合スタメン出場で16ゴール。J1得点ランキング3位でシーズンを終えた。

 なおユンカーのレンタル元である浦和は、ローマからギリシャ1部オリンピアコスへレンタル移籍中のノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンを獲得する見込み。ユンカーと同じくアタッカーであるだけに、外国人枠の兼ね合いも踏まえて、デンマーク人FWは名古屋へ完全移籍する可能性が高まったと考えられる。