ブライトン所属MF三笘薫は、AFCアジアカップの日本代表メンバーに選出。今季もここまで主力選手として活躍しているだけに、攻撃面でプレミアリーグ(イングランド1部)トップのスタッツを記録しているという。
かつて川崎フロンターレでプレーしていた三笘は、2022年夏にベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズからブライトンへ復帰。プレミアリーグ初挑戦の2022/23シーズンに7ゴール5アシストと結果を残すと、今季も開幕から6試合で3ゴール3アシストと順調な滑り出しを見せていたが、その後はコンディション不良に悩まされている。
サッカーのデータサイト『NL』によると、同選手は開幕節ルートンタウン戦から先月21日開催の第18節クリスタル・パレス戦までの18試合で、90分あたり「7.43」というプログレッシブ・キャリー数(前方へのドリブル回数)を記録。これは今季のプレミアリーグの試合で900分以上プレーしている選手の中でトップの数値だという。
三笘に対する対戦相手からのマークがきつくなっているとはいえ、持ち前のドリブル突破は健在であるだけに、『NL』の紹介したデータには、浦和レッズや日本代表FW上田綺世擁するオランダ1部フェイエノールトのスカウト担当であるバーナード・シャイトマン氏も反応。同氏は5日にX(旧ツイッター)で「三笘はマスタークラスだ」と綴り、日本代表MFを称えている。
なお三笘はクリスタル・パレス戦で敵陣に攻め込んだ際に左足首を捻って負傷交代。試合後に松葉杖姿でスタジアムを後にすると、ロベルト・デ・ゼルビ監督は12月27日の会見で「我々は彼をおよそ6週間失うことになる。(アジアカップ出場の可能性は)ないと考えている」とコメントを残していた。
しかし森保一監督は、三笘をアジアカップに招集。コンディションが万全でないとみられるだけに、日本のファン・サポーターからは同選手の負傷再発を恐れる声も上がっている。