オラ・ソルバッケン 写真:Getty Images

 浦和レッズはDFマリウス・ホイブラーテンやFWキャスパー・ユンカーの元チームメイトであり、ローマからギリシャ1部オリンピアコスへレンタル移籍中のノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンを獲得する可能性が取りざたされている。そんなソルバッケンをギリシャメディアが酷評。オリンピアコス加入後の実績や起用法を紹介している。

 FKボデ/グリムト在籍時に、ホイブラーテンやユンカーとともにノルウェー1部リーグ優勝を成し遂げたソルバッケン。2023年1月にFKボデ/グリムトからローマへ移籍したものの、ローマではレギュラー定着に至らず、同年9月にオリンピアコスへレンタル移籍。オリンピアコスでもリーグ戦5試合の出場にとどまり、昨年12月以降は全試合でベンチ外と厳しい立場に置かれている。

 ギリシャ屈指の強豪として知られているオリンピアコスは、今季ここまでリーグ戦16試合を終えて10勝3分3敗。首位PAOKから勝ち点6差の4位に甘んじているが、その背景には新戦力が結果を残せていないことがあるという。

 ギリシャ紙『ガゼッタ』は今月1日に「2023年で最悪の補強:オリンピアコス編」として、ソルバッケンら5選手をピックアップ。ノルウェー人アタッカーについて、以下のように厳しい言葉を並べている。

 「ローマからレンタル移籍で獲得したノルウェー人FWは、非常に良いキャリアを積んでいたが…。彼はオリンピアコスで8試合に出場したが、プレーするたびに調子を落とした。(昨年11月5日に行われたギリシャ1部リーグ第10節の)PAOK戦では左サイドバックを務めたが、もちろん当時のテクニカルチームによる判断は完全に間違っていた。(ローマでプレーするなど)書面では超一流に見えた移籍も、ピッチでの結果は悪かった」

 なお浦和の外国籍選手では、名古屋への期限付き移籍していたユンカーが同クラブへの完全移籍が濃厚とみられる一方、トルコ1部コンヤスポルからの関心も報じられている。同じアタッカーであるソルバッケンとユンカーの去就の関係性に注目が集まる中、ノルウェー代表FWが浦和で復活する姿を日本のファン・サポーターは待ち望んでいるはずだ。