オラ・ソルバッケン 写真:Getty Images

 浦和レッズは、現在ローマからギリシャ1部オリンピアコスへレンタル移籍中であるノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンの獲得に向かっている模様。DFマリウス・ホイブラーテンの元チームメイトであるソルバッケンの現状をギリシャメディアが報じている。

 現在25歳のソルバッケン、身長186cmで左利きのウインガー。2020年1月から3年間にわたりノルウェー1部FKボデ/グリムトでプレーし、ホイブラーテンとともにリーグ連覇に貢献。2023年1月にFKボデ/グリムトからローマへ加入していた。

 そのローマでは2022/23シーズンにセリエA(イタリア1部)14試合の出場で1ゴール2アシスト。ただ今季は8月26日の第2節ベローナ戦で23分間プレーした後、翌月にオリンピアコスへレンタル移籍。そのオリンピアコスではリーグ戦5試合の出場にとどまっているほか、昨年12月以降は全試合でベンチ外となっている。

 ギリシャメディア『TO 10』は今月4日に「ソルバッケンは日本へ」と言う見出しのもと、同選手の去就を特集。「ソルバッケンの移籍先について、ローマのジョゼ・モウリーニョ監督がベローナ戦で彼を起用したことにより、彼がヨーロッパでプレーできる可能性がブロックされた。唯一の解決策は、UEFA加盟国外でカレンダーが異なる国を見つけることだった」と、UEFA(欧州サッカー連盟)加盟国内で1シーズンに最大2クラブでしか公式戦に出場できないという規定に触れている。

 その上で同メディアは「ソルバッケンはオリンピアコスで構想外となっており、ローマもレンタル移籍期間終了前の復帰を望んでいない」とリポート。「浦和には高額の移籍金を高額の移籍金を支払う用意がある」とした上で、ノルウェー人のペア=マティアス・ヘグモ監督就任や、ホイブラーテンの活躍を浦和移籍を後押しする要因に挙げている。