ハビ・ゲラ 写真:Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドが、バレンシアに所属するU-21スペイン代表MFハビ・ゲラ(20)の獲得に興味を示しているようだ。スペイン『レレボ』が伝えた。

 2019年にビジャレアルの下部組織からバレンシアの育成期間に移籍したゲラは、2022年1月にトップチームデビュー。今季からトップチームに登録されると、懐の深いボールキープや推進力のあるドリブル、ボール奪取能力の高さを武器に今季のラ・リーガここまで17試合で3ゴール1アシストを記録している。

 そんなゲラに対してユナイテッドが注視しており、複数回スカウトを派遣しているという。イギリス人資産家のサー・ジム・ラトクリフ氏が株式の最大25%を取得したことから、スポーツマネジメント部門が刷新されると予想されているなかで、今夏にスペイン人MFの獲得に動くことで同意しているようだ。

 また、ゲラには1億ユーロの契約解除金が存在するものの、ユナイテッドは3500万ユーロ〜4000万ユーロ(約55億2000万円〜約63億1000万円)でバレンシアとクラブ間交渉に臨みたいと考えている模様。ただ、同選手にはバイエルン・ミュンヘンとユベントスも関心を示していることから、ユナイテッドが獲得を漕ぎ着けるのは容易ではないようだ。

 ただ、ユベントスはゲラの獲得に向けてユナイテッドよりも予算が低いようだ。選手本人はユナイテッドからの関心を理解しているようだが、どのような結末が待っているのだろうか。