バイエルン・ミュンヘンが、ミランに所属するイングランド代表DFフィカヨ・トモリ(26)の獲得に興味を示していたようだ。
今季新加入でここまでブンデスリーガ全15試合にスタメン出場している韓国代表DFキム・ミンジェが1月中旬からアジアカップに参戦するバイエルン。加えて、オランダ代表DFマタイス・デ・リフトのパフォーマンスも上がってこないことから、トーマス・トゥヘル監督は守備強化を望んでいるとされている。
そのなかで、ドイツ『スカイ・スポーツ』の記者を務めるフロリアン・プレッテンベルク氏によれば、バイエルンはミランにトモリについて照会を行なった模様。ただ、ドイツ王者が獲得リストに含めているイングランド代表DFは12月下旬に右足を負傷しており、2ヶ月以上の離脱見込みとなっている。
また、バイエルンのスポーツ・ディレクターを務めるクリストフ・フロイント氏がトモリを高く評価しているものの、ミランが1月に放出するつもりはないことから移籍実現の可能性が低いとのこと。ただ、バイエルンが別のアプローチを行う可能性も排除されていないようだ。
イングランド代表として5キャップを数えるトモリは、チェルシー下部組織出身で2016年にトップチーム昇格を果たすと、2021年冬にミランへ加入。スピードを生かした守備範囲の広さや対人守備の強さを武器にすぐさまレギュラーに定着すると、今季はここまでセリエA16試合で3ゴールを記録している。