最近ヒマなときにChatGPTと話している。本当になんてヒマなことなんだろう。ChatGPTとはご存じのように文章表現のAIで、ネットにあるソースをもとに、こちらが投げた質問に対して答えてくれるものだ。釣りのことも教えてくれる。今回はこいつにアジングについて深く聞いてみた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
AIはアジングをどう語るか
まず、アジングのことをChatGPTは何と言うのか?
YOU:アジングって何のこと?
ChatGPT:
アジング(Ajing)は、日本発祥の釣りのスタイルで、アジ(HorseMackerel)を主なターゲットとする釣りのことを指します。アジングは、軽いタックルや小型のルアーを使用し、比較的軽いラインで行われます。この釣りは、主に海岸や港湾、船上で行われます。
アジングに使用されるタックルは、軽量で、アジなどの小型の魚をターゲットとしたものです。ルアーも小型で、アジに似た動きを模倣するようなものが使われます。一般的なアジングの釣り方には、キャスト&リトリーブ(投げて巻く)やジグヘッドリグ(ジグヘッドと呼ばれる特殊なフックを使用)を用いたものがあります。
アジングは、手軽で初心者にも取り組みやすく、都市部や港湾周辺で気軽に楽しむことができる釣りの一つとされています。
――と答えてくれた。
一読してみると、やっぱりマズイ内容だ。私が大学の釣り講師で、もしこんな論文が出てきたら「ChatGPT使ったな」と分かるだろう。「ルアーも小型で、アジに似た動きを模倣するようなものが使われます。一般的なアジングの釣り方には、キャスト&リトリーブ(投げて巻く)やジグヘッドリグ(ジグヘッドと呼ばれる特殊なフックを使用)を用いたものがあります。」というのは相当怪しい。「アジに似た動きを模倣するようなもの」は使わない。そして「一般的なアジングの釣り方には、キャスト&リトリーブ(投げて巻く)やジグヘッドリグ(ジグヘッドと呼ばれる特殊なフックを使用)を用いたものがあります。」とあるが、ジグヘッドリグをキャスト&リトリーブするのがアジングで、文章になっていない。
どこか”翻訳調”と言うのでもない、いかにもAIが書いた感じがする。
……でもアジって「HorseMackere」って言うんだ。サンフィッシュだと思っていた。今調べてみると、サンフィッシュとはスズキ科のことらしい。まあ科の括りはそれなのか。
さて、前提としてアジングをこう語るChatGPTに、もう少し深く聞いてみよう。