会心の72cmランカーシーバス降臨

日も傾き、夕暮れ迫るころ、再び船長にヒット。強烈な引きにロッドが弓なりになる。激しい抵抗とエラ洗いをいなしつつ近くまで寄せてくると、明らかにデカい魚影がギラリとひらめいた。暴れる魚体を無事ネットインさせ測ってみると、グラマラスボディな72cmのシーバス。持たせてもらったが、その重量とサイズ感は興奮モノだ。

冬の名古屋港ボートルアー釣りは【昼はシーバスで夜にロックフィッシュ】が熱い澤井キャプテン会心の1匹は72cmのランカーシーバス(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

後に続けとばかりにキャストを繰り返すが、筆者には反応薄め。一方で船長には相変わらずチェイス&ヒット。頻繁にアタリを捉えるが、フックオフすることも多く我慢の釣りとなっている。

冬の名古屋港ボートルアー釣りは【昼はシーバスで夜にロックフィッシュ】が熱いアベレージサイズのシーバス(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

後半はナイトロックゲーム

ポイントを巡回しているうちに、すっかり日も落ちたので、ナイトロックゲームにシフト。

冬の名古屋港ボートルアー釣りは【昼はシーバスで夜にロックフィッシュ】が熱い日没の名古屋港(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

早々に良型カサゴの量産モードに入る船長。

筆者は…というとレンタルロッドに10gのジグヘッド、シャッドテールを装着。底取りの感覚とフォールの具合を確認する。

冬の名古屋港ボートルアー釣りは【昼はシーバスで夜にロックフィッシュ】が熱い癒やしのカサゴは良型を量産(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

まさかのビッグキジハタに驚き

すると、ロッドに違和感。ゆっくりと聞いてみるとクィッと引き込まれて、そのまま大きくあおってフッキング。ロッドが一気に絞り込まれた。

ドラグがジリジリ鳴ってラインが引き出され、潜られたのか動かなくなってしまった。ラインが緩まない程度にテンションをゆっくり抜き、しばらく待ってみる。…と、再びグンッと手応え。すかさず沖に引きはがしにかかるが、またジリジリとドラグが出始める。

「ドラグを締め込んで一気に間を詰めて!」と船長のアドバスとランディングサポートを受け勝負あり。自身でも記録更新となる47cmのキジハタを仕留めることができた。名古屋港のポテンシャルは想像以上だ。

冬の名古屋港ボートルアー釣りは【昼はシーバスで夜にロックフィッシュ】が熱い見事47cmビックキジハタをキャッチ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

レンタルロッドの性能も侮るなかれ。エントリーモデルながら、バット部分でパワフルな突っ込みをしっかりと受け止めつつ、ティップが柔軟に作用。今回の様な不意の大物とのやり取りもできるロッドだから、タックルを持っていない初心者同行(ルアーやスナップなどの消耗品は極力持参)でも安心して一緒に楽しめる。

釣りを始めてみたい友達や、子供と誘いあわせてチャレンジしてみてほしい。きっと思い出に残る釣行となること間違いなしだ。

レンタルロッド

Tulino/LUANAスピニングBASS 602+シマノネクサーブ

冬の名古屋港ボートルアー釣りは【昼はシーバスで夜にロックフィッシュ】が熱いレンタルタックルも充実(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)