企業の調査・評価を行うホワイト企業総合研究所(以下、ホワイト総研/運営:Avalon Consulting株式会社)が、2025年卒版「一流ホワイト企業ランキングTOP100」を発表しました。

ホワイト総研は、さまざまな調査会社の情報やビッグデータ解析からおよそ5万社の企業を分析し「ホワイト企業」の発掘・認定を行っています。

IT企業全般で順位の上昇

全業種を対象にリスト化したランキングではグーグル合同会社(検索エンジン事業ほか)、Facebook Japan株式会社(SNS事業)、マイクロソフトディベロップメント株式会社(Sler事業)とIT企業が並びます。

全業種TOP10にも7社が名を連ねており、外資系を除いてもIT企業全般で順位上昇が見られているそうです。

さらに、2025卒版の特徴として外資系航空会社の順位が上昇したこと、半導体関連企業のランクイン数が増えたことが伝えられています。

就職先とのミスマッチを避けようという試み

毎年3月の就職活動解禁にあわせて公開される就活生に向けたホワイト企業ランキング。今年で7回目になるというこの「企業格付け」は、国内約13,000の企業・官公庁を対象に調査を実施します。

その職場環境・WLB(ワークライフバランス)・給与/福利厚生・成長環境・事業見通し・財務指標などをもとに算出した「ホワイトスコア」が高い上位100社を選出するそうです。

ホワイト総研によると、企業研究や業界研究を十分に行わず、知名度やイメージだけでエントリー企業を選んだがために、入社後「こんなはずじゃなかった」と後悔する学生を見てきたことからランキング公開をおこなっているといいます。

ホワイト企業の環境とは?

「ホワイト企業」の就労環境として、ホワイト総研は以下を挙げています。

・社員の健康や労働時間などを重視し、長く働きやすい環境を提供

・給料が良く福利厚生も充実

・キャリアアップに繋がる

・同期の仲がとても良く、よく集まって飲んでいる

・情状酌量の余地があり、簡単にクビを切らない

業界別ランキング結果や、TOP100社の分析・解説はこちらから

調査概要

調査期間:2023年1月~2023年12月

対象企業:参照元から集めた企業(約5万社)のなかで、解析可能な約13,000社

参照元 :厚労省統計情報・白書、各企業のIR情報、その他さまざまな調査会社

評価指標:職場環境、ワークライフバランス、給与・福利厚生、成長環境、事業見通し、財務指標、離職率など

調査方法:対象企業に対し、ホワイト度を示す総合的なスコアを算出して採点

※調査方法の詳細

Step1.対象企業に対してマスデータ解析

Step2.有効データ数に達した、上位200社をピックアップ

Step3.ピックアップした200社に対し、調査員による個別調査・採点を実施

Step4.上位100社を公開

※ランキングの作成方法

ホワイト企業総合研究所の独自調査によるホワイト度を示す総合的なスコア「ホワイトスコア」から算出し、評価指標を基に100点満点で採点。

<参照>

2025年卒版「一流ホワイト企業ランキングTOP100」発表!