1月3日、タイ代表の石井正忠監督は、アジアカップに臨む26人のメンバーを発表した。これまでチームを支えてきたMFチャナティップ・ソングラシン(元北海道コンサドーレ札幌、元川崎フロンターレ)やFWティーラシン・デーンダー(元サンフレッチェ広島、元清水エスパルス)を含む多くのベテラン勢が落選となっている。
チャナティップは、11月に行われたワールドカップ・アジア2次予選の中国戦で負傷しており、それ以降の試合に出場していない。同じくティーラシンも怪我のため代表選考から漏れることとなった。この他、MFティティパン・プアンチャン(元大分トリニータ)、MFポックラウ・アナン(バンコク・ユナイテッド)、DFアディソン・プロムラク(ラチャブリー)といったベテラン勢も落選した。
帰化組を見てみると、ノルウェー系DFニコラス・ミケルソン(オーデンセBK)と196cmのスウェーデン系DFエリアス・ドラ(バリ・ユナイテッド)の2人のみに留まった。海外組では、前述のニコラスに加え、先日ベルギーリーグで初ゴールを記録したFWスパナット・ムエンター(OHルーヴェン)、MFスパチョーク・サラチャート(札幌)、MFエカニット・パンヤ(浦和レッズ)などが選出された。
タイ代表は元日に開催された日本代表との親善試合に0-5で大敗を喫しており、石井監督の初陣は厳しい船出となった。しかし、タイメディアは前半を無失点に抑えたチームの健闘を称えるなど比較的楽観ムード。本番のアジアカップまでには問題点を修正できると考えているようだ。
なお、タイ代表はアジアカップでサウジアラビア、キルギス、オマーンと同じグループFに入っている。