V・ファーレン長崎の旗 写真:Getty Images

 ブラジル2部降格クラブのサントスが一方的にファビオ・カリーレ監督の招へいを公式発表したこともあり、2023シーズンオフの移籍ウィンドウで注目を集めているV・ファーレン長崎。今度は先日契約更新したばかりのMFマルコス・ギリェルメに、ブラジル復帰の可能性があるという。

 現在28歳のギリェルメは、ブラジル1部アトレチコ・パラナエンセやクロアチア1部ディナモ・ザグレブなどでプレー。昨年はロシア1部FCヒムキに在籍していたが、昨年7月に長崎へ加入。同月22日のモンテディオ山形戦でデビューすると、その後はJ2リーグほぼ全試合でスタメン出場。主力選手として活躍しただけに、先月19日に2024シーズンの契約更新が正式決定していた。

 しかしブラジルのサッカー専門サイト『CENTRAL DA BOLA』は今月2日に「かつてSCインテルナシオナルやサンパウロでプレーしていたギリェルメは、現在長崎に所属しているが、ヴァスコ・ダ・ガマが彼に注目している」とリポート。ただヴァスコ・ダ・ガマの具体的な動きやオファーの有無には触れていない。

 ヴァスコ・ダ・ガマ2022シーズンに2部リーグを4位で終え、1部昇格。2023シーズンは1部残留争いを余儀なくされる中、終盤戦におけるサントスの失速もあり、2部降格圏の17位サントスから勝ち点2差の15位で終えている。

 なお長崎所属の外国籍選手では、MFカイオ・セザールとFWクリスティアーノが契約満了により退団。MFマテウス・ジェズスやFWフアンマ・デルガドが契約更新で合意に達しているが、FWエジガル・ジュニオをはじめ複数選手の去就については今月2日時点で公式発表されていない。