根強い人気を誇る「熟女物」の現在

 日本のAVジャンルでは「熟女物」が根強い人気を誇る。「熟女」は中年以上の女性全般を表す言葉だが、AVの世界では二十代の人妻から八十代の高齢女性まで幅広く「熟女」に分類される。中でもニュースになりやすいのは、六十代を超えてからAVデビューした女性たちだ。

 近年さまざまなメディアで取り上げられることの多い小笠原裕子さんは、81歳でAV女優としてデビューした。夫との死別後、スナックのママを経て、常連客に誘われたことをきっかけにアダルト業界に足を踏み入れたという。小笠原さんが活躍できるのは、八十代のセクシー女優を求めるマニアが少なからずいるからだ。

 米メディア『New York Daily News』では、六十代のAV女優、富田泰江さんを紹介し、日本では「シルバーポルノ」が人気ジャンルになっていると報じた。同記事の中で、熟女AV作品を撮り続けてきた木村文昭監督は「高齢者ポルノはここ10 年ほどで非常に人気が高まっています」と語る。

 高齢化が進む先進国はどこも日本と同様の状況であることは、海外の動画共有サイトで公開されている熟女物からも明らかだろう。さらに、若い世代の中にも熟女好きは存在するし、レズプレイや介護セックスといったジャンルにしか興奮しない特殊性癖の持ち主もいる。社会的な事情と個人的な嗜好を背景としてニッチなAVジャンルが誕生するのだ。

参考:「集英社オンライン」、「New York Daily News」、ほか

文=標葉実則

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提供元・TOCANA

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