ヴィトール・ブエノ 写真:Getty Images

 ブラジル1部アトレチコ・パラナエンセ所属のブラジル人MFヴィトール・ブエノには、セレッソ大阪からの関心が取りざたされているが、年明けになってJリーグ移籍の可能性が高まっているという。

 現在29歳のブエノは、身長185cmで右利きの攻撃的MF。サントスやサンパウロなどブラジル国内の複数クラブを渡り歩いたほか、2018年8月から8か月にわたりウクライナ1部ディナモ・キエフでもプレー。2022年2月にサンパウロからアトレチコへ移籍した。

 そのアトレチコでは、加入1年目こそリーグ戦13試合のスタメン出場で4ゴール1アシストと出番が限られていたが、2023シーズンは主力選手として活躍。主に前線1トップのシャドウや右ウイングで起用される中、リーグ戦25試合のスタメン出場で5ゴール5アシストをマークと結果を残した。

 そんなブエノの去就を巡っては、ブラジルメディア『グローボ』が「C大阪がアトレチコと2024年末まで契約を残すブエノの獲得に興味。近日中にも正式オファーを提示見込み」とリポート。アトレチコの会長選挙が行われる12月8日以降に、動きがあるとみられていた。

 するとブラジルメディア『KTO ブラジル』のビニシウス氏は、今月2日になって「Jリーグクラブのオファーは、アトレチコにとっても、ブエノにとっても、非常に良いものであるという。数日以内に交渉進展の可能性がある」とリポート。オファーを提示したJリーグクラブの名前には触れなかった。

 ただ一方で、アトレチコは今月6日の新チーム始動を前に、新指揮官を招へいできていない模様。『グローボ』はアトレチコ所属選手の去就を特集したが、ブエノの残留を予想している。

 C大阪の外国籍選手では、右サイドでレギュラーを張っていたMFジョルディ・クルークスに退団の可能性が報じられている。クルークス、ブエノ両選手の去就に注目が集まる。