釣り仲間との遠征釣行先の対馬で偶然出会った絶品料理が地魚ではなくてハンバーグだった件についてレポートいたします。
（アイキャッチ画像提供：TSURINEWSライター宮崎逝之介）
対馬に遠征釣行
筆者が釣り仲間約10人と遠征釣行で対馬を訪れたのは8年ほど前の11月のことでした。2泊3日の旅程で初日から二日間船釣りを楽しみ3日目は帰路に着くという予定でした。
対馬の海の様子（提供：TSURINEWSライター宮崎逝之介）釣りのターゲットは対馬沖のヒラマサ狙いでジギングの予定でしたが、ヒラマサは不調に終わり、代わりにタイラバで真鯛をたくさん釣らせていただいたことを記憶しています。
遠征中の食事は地魚を堪能
遠征先で釣りとともに楽しみなものといえば現地の食事である。このときは初日から民宿で豪華地魚三昧の食事を堪能。
遠征釣行でキャッチ（提供：TSURINEWSライター宮崎逝之介）これを皮切りに2日目の朝食、2日目の夕食、3日目の朝食と船上での昼食以外はいずれも鮮度抜群の対馬の海の幸に舌鼓を打った。魚を釣るだけではなく食べることも好きな釣り仲間はみな大満足の食事だった。
最終日はドライブ
3日目。この日は釣りの予定はなく、午後出発の飛行機までは自由時間。レンタカーであてもなく島を釣り仲間とドライブした。
対馬での遠征釣行の釣果（提供：TSURINEWSライター宮崎逝之介）とはいえ、本当に何の当てもなく、みな2日間の釣りに疲れ果て、運転する者以外はただボーっと車窓から外を眺めているだけである。
だが、ただボーっとしているだけでも不思議と腹は減るもので、昼が近づくと昼食はどうしようかという話になった。
「肉を食べたい」で一致
それまでまるまる2日間魚を食べ続けていた我々は全員一致で肉が食べたいということになった。私はランチの選択でこれほどシンプルに意見が一致したことはいまだかつて経験がないほどだ。
人間は贅沢なものでどんなに美味しいものであっても同じものを食べ続けていると別のものが食べたくなるのだ。魚を食べ続けた我々は全員肉を食べたい口と胃袋になっていたのだ。
『ロワール』のハンバーグ
その流れでレンタカーを走らせていると海沿いのロードサイドに忽然と雰囲気がいいレストランっぽい建物を発見した。導かれるように車を止めて確認すると『ロワール』という店名のステーキとハンバーグのお店であることが判明した。全員入店できるということで迷わずこの店に決めた。天井が高い洋風の店内からは絶景の対馬の海を臨むことができた。
ハンバーグ＆ステーキハウス『ロワール』（提供：TSURINEWSライター宮崎逝之介）各自メニューを見て好きなものを注文する。筆者は『サービスメニュー』という文字に惹かれ150gのハンバーグとカキフライのセットに生ビールを注文した。この時のハンバーグが想像をはるかに上回る絶品ぶりだった。そのおいしさにそれまで疲れてボーっとしていた釣り仲間一同が歓喜の声を上げるほどでした。
『ロワール』店内の様子（提供：TSURINEWSライター宮崎逝之介）肉厚・ジューシー・アツアツの三拍子揃って本当に美味。セットのカキフライはアツアツのタルタルソースに浸かった状態で提供されます。カリっと揚がったカキフライはもちろんのことアツアツのタルタルソースがおかわりしたいくらい旨かった。このときのハンバーグとカキフライは遠征中の釣りや地魚と同様に今でも強く深く印象に残っています。また対馬を訪れる機会があるのなら必ず再訪したいと思っています。
＜宮崎逝之介／TSURINEWSライター＞